コウモリ駆除は火災保険が適用外?できるだけ安く駆除するには?

古い住宅だと、屋根裏や壁の中などにコウモリが住み着いてしまうことがあります。業者に依頼すれば駆除してもらえますが、費用がかかることから、火災保険が適用されないかどうか気になる方も多いのではないでしょうか。 本記事ではコウモリ駆除に火災保険が適用できるかどうか、コウモリ駆除を安く行う方法について解説します。


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コウモリ駆除は火災保険の適用外

火災保険は火災だけでなく、風災や津波などの自然災害で被害を受けた場合にも適用されます。また、突発的な事故による被害も火災保険の適用対象です。

しかし、コウモリを含む害獣被害は基本的に火災保険の適用外とされています。害獣被害で火災保険が適用になるケースはまれにありますが、判断が難しいのが実情です。

そのため、コウモリの被害で火災保険の申請はできるものの、通らない可能性が高いといえます。保険が下りない場合、コウモリ駆除にかかる費用はすべて自己負担です。被害が広がるとそれだけ費用も高くなるため、被害が軽いうちに対処しておくのがおすすめです。

コウモリ駆除が火災保険に適用されない理由

コウモリは野生動物です。そのため、コウモリにより家屋に被害を受けたら、火災保険の対象である自然災害による損傷に該当すると考える人も多いでしょう。

しかし、コウモリによる被害の多くは、建物の経年劣化として扱われます。コウモリが家屋に住み着く場合には、小さな隙間から侵入してくるケースがほとんどです。侵入経路となる小さな隙間は建物の経年劣化により生じることから、自然災害ではないと判断されてしまうのです。

また、火災保険の申請では被害の発生日などを申告しなければなりません。コウモリによる被害の多くは発生日を明確に特定できないことも、火災保険が降りない理由のひとつです。

コウモリ駆除を自分で行うのは危険!業者に依頼しよう

コウモリの被害で火災保険が適用されないなら、業者に依頼せずに自分で駆除しようと考える人もいるでしょう。しかし、火災保険が適用されないからといって、自分でコウモリを駆除するのはおすすめできません。

コウモリの駆除は危険をともなうため、ケガをしてしまうおそれがあります。

また、コウモリは鳥獣保護法の対象です。そのため、一般人がコウモリを勝手に駆除することはできず、駆除する場合には役所の許可が必要です。無許可で駆除すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

安全のためにも、コウモリ駆除は業者に依頼するのが無難です。業者に依頼する場合、費用相場は1ヶ所につき2~3万円程度です。

コウモリ駆除の費用を安く抑える方法

コウモリ駆除を業者に依頼する際に、費用を安く抑える方法を紹介していきます。

複数の業者から見積もりを取る

コウモリ駆除の料金は業者によって差が大きいです。費用を抑えたいなら料金の安い業者を見つける必要があります。

そのためには、相見積もりを取るのがおすすめです。3~5社程度から見積もりを取れば、安い業者を見つけやすくなります。

逆に相見積もりを取らないと業者を比較できないため、申し込もうとしている業者の料金が高いのか安いのか判断できません。相場が分からないまま料金の高い業者を選んでしまうおそれもあります。

普段からコウモリ対策をする

日頃からコウモリ対策をしておくと、被害が発生しても最小限に抑えられ、結果的に駆除費用を安く抑えられます。

たとえば、コウモリが入って来そうな隙間があれば、塞いでおくようにしましょう。忌避剤や超音波発生機などを使用して、コウモリにとって居心地の悪い環境を作るのも効果的です。

また、コウモリを追い出せたとしても、戻ってくることも考えられます。業者に駆除してもらった後も再びコウモリが住み着くおそれがあるため、再発防止のために対策を継続しておかなければなりません。

早めに駆除を依頼する

住み着いたコウモリを放置しておくと、被害がどんどん大きくなっていきます。コウモリの糞尿で建材が腐食してしまえば、建物に深刻なダメージを与えるうえに、被害が大きくなればなるほど、駆除費用も跳ね上がります。

また、住み着いているコウモリは、そこが居心地の良い場所だと認識しています。何もせずに自然にいなくなることは基本的にありません。

そのため、自宅にコウモリが住み着いていることに気づいたら、できるだけ早めに駆除を依頼するのが望ましいです。被害が軽いうちなら、費用も安く済みます。

賃貸の場合は借り主に相談する

賃貸住宅でコウモリの被害を確認した場合には、まず管理会社や大家さんに相談しましょう。被害を報告すれば、駆除費用を負担してもらえる可能性があります。

事前に相談せず自分で業者に依頼してしまうと、駆除費用を負担してもらえないといったトラブルが起きるおそれもあります。

コウモリ駆除の業者の選び方

コウモリ駆除の業者を選ぶ際には次のような点をチェックしておきましょう。

アフターフォローや保証は充実しているか

一次的にコウモリを駆除できたとしても、後から被害が再発してしまうケースもあります。そのため、無料の保証期間が設けられているかどうかチェックしておきましょう。

無料の保証期間があれば、追加費用なしで再度駆除してもらえるので安心です。

保証期間がない業者だと、別途料金を支払って依頼する必要があります。何度も再発すれば、その都度追加で費用がかかるため注意しましょう。

現地調査や見積もりは無料か

コウモリ駆除の業者に問い合わせると、現地調査を行ってから見積もりを出してくれます。その見積もりを見てから依頼するかどうか決めるという具合です。

ここで、業者によっては現地調査や見積もりに費用がかかる場合もあるため注意しましょう。現地調査や見積もりは無料で行ってくれる業者を選ぶのが望ましいです。

また、見積もりの内容もよく確認しておきましょう。出張費用などが別途かかる場合は、どうしてもコストがかさんでしまいます。

実績やお客様の声が掲載されているか

業者のホームページに掲載されている情報をひと通りチェックしておきましょう。その中でも重要なのは、実績やお客様の声です。

実績が豊富な業者なら、それだけ多くの人が利用していることが分かり、安心材料となります。

また、お客様の声をいくつか読んでみれば、どんな業者なのか、どのようにして駆除作業を行うのかある程度イメージできます。ホームページの情報から、信頼できる業者かどうか判断することが大切です。

コウモリ駆除業者をお探しなら「がいじゅうZERO」

コウモリ駆除では火災保険は受け取れないことがほとんどのため、駆除は実費で行わなければなりません。しかし、一般人が駆除を自ら行うのは危険がともないます。自宅に住み着いたコウモリを駆除したいなら、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。

コウモリの被害に悩まされている方は、ぜひがいじゅうZEROにご相談ください。

がいじゅうZEROなら、現地調査・見積もりは無料で、相談→調査見積もり→駆除まで、すべての工程を自社スタッフで対応しています。

アフターフォローも充実しており、最長10年の保証が付いているため、再発しやすいコウモリの被害でも安心して依頼できます。

まとめ

コウモリの被害出ていても、ほとんどの場合で建物の経年劣化が原因とされるため、火災保険は適用できません。また、自分でコウモリを駆除するのは危険で、役所の許可も必要になります。そのため、信頼できる業者に依頼するのがおすすめです。

被害を放置しておくと、どんどん悪化し、建物にも深刻な影響が出てきます。コウモリによる被害を発見したら、できるだけ早めに対処しておきましょう。