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イタチを寄せ付けない方法
イタチを寄せ付けないようにするには、次のような方法を試してみましょう。
エサとなるものを与えない
イタチは雑食ですが肉食性の強い動物で、ネズミなどをよく食べます。そのため、ネズミのいる住宅に侵入することが多いです。ネズミがいるとイタチを寄せ付けてしまうため、ネズミが出ないように対策をする必要があります。
また、生ゴミもイタチのエサになるため、放置するのは避けましょう。ゴミの日までの間に自宅に置いておく必要がある場合には、ゴミ箱に蓋をするなどしておくのが望ましいです。
イタチのエサになるようなものがなくなれば、イタチはあまり寄り付かなくなります。
強い光を当てる
イタチは夜行性で暗い場所を好みますが、明るすぎる場所や強い光などを嫌うのが特徴です。そのため、夜間に明るくしていれば、イタチは嫌がって寄り付かなくなります。
具体的には、イタチが侵入しそうな箇所や通りそうな箇所にLEDライトを設置するなどの方法が効果的です。一晩中LEDライトで照らされていて明るい状態なら、イタチは近づけません。
一晩中LEDライトをつけっぱなしにしておくと電気代が気になる人もいるでしょう。その場合には、センサー付きのLEDライトを使うのがおすすめです。人や動物が近くに来たときだけ点灯するため、電気代を抑えつつ、イタチ対策ができます。
嫌がるニオイで追い出す
イタチは嗅覚がかなり発達しているため、少しのニオイに対しても敏感に反応します。この性質を利用して、イタチが嫌うニオイがするものを置くのが効果的です。
たとえば、お酢や漂白剤などのニオイを嫌います。布やティッシュペーパーなどに染み込ませて、イタチの侵入経路に置いておきましょう。
ただし、効果はあまり長くは持続しないため、こまめにお酢や漂白剤をつけ直す必要があります。
忌避剤を設置する
忌避剤を使用する方法も試してみると良いでしょう。ホームセンターやネット通販などで、イタチ専用の忌避剤を購入できます。寝床にしている屋根裏などに置いておきましょう。
ただし、忌避剤はあまり効かないことも多いです。何度か試してみて効果が見られないようであれば、別の方法に切り替えましょう。
侵入口を塞ぐ
イタチが出ていったのを確認したら、侵入口を塞ぎましょう。侵入口が塞がれれば、戻って来られなくなります。ただし、侵入口はひとつとは限りません。
主に屋根の隙間や通気口などから侵入してきます。換気扇や排水管などの隙間からも侵入口になっているケースが多いです。
イタチは500円玉くらい、3cm以上の穴があれば通過できてしまいます。そのため、穴を塞ぐ際には、金属板や目の細かい金網などを使用する必要があります。
イタチは蚊取り線香や燻煙剤で寄せ付けないこともできる?
蚊取り線香や燻煙剤を使用してイタチを追い出そうと考えている人もいるでしょう。確かにイタチは煙を嫌がります。
しかし、イタチを追い出すのに蚊取り線香や燻煙剤を使用するのは、あまりおすすめできません。イタチが自宅内で逃げ回って、どこに行ったのか分からなくなる可能性があるためです。その影響で被害が拡大することもあるでしょう。
また、蚊取り線香は害虫駆除のための道具であり、哺乳類には効果がありません。蚊取り線香の火が紙や布などに近づくと、燃え移って火事になる危険性もあります。そのため、イタチを追い出す手段としては使わない方が無難でしょう。
イタチを追い出すときの注意点
鳥獣保護法により、許可なくイタチを捕獲したり殺傷したりするのは禁止されています。そのため、イタチが自宅に侵入した場合の対処法は、傷つけたり殺したりせず、追い出すのが基本です。
違反した場合には、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられてしまう可能性があるため注意しましょう。
また、ネズミを捕獲する目的で仕掛けた罠にイタチが引っかかってしまうこともあるかもしれません。その場合には、すぐに逃がせば問題ありません。
イタチを放置するリスクとは?
イタチが自宅周辺に出没しているのを放置すると、次のようなリスクがあります。
悪臭・騒音
イタチは肉食性が強く、ネズミやモグラなどを食べます。自宅内に侵入してネズミやモグラを食べた場合には死骸が残ることがよくあり、それにともなってイタチの排泄物も溜まります。そうなると、強烈な悪臭が放たれ、衛生上も好ましくありません。
また、天井裏に侵入している場合には、走り回ることもあるでしょう。騒音によって日常生活に悪影響が出てしまいます。イタチは夜行性であるため、夜にうるさくて眠れなくなることもあるでしょう。
健康被害
イタチはさまざまなウイルスや病原菌などを持っています。たとえば、ペスト菌やサルモネラ菌などです。
イタチが自宅内に侵入すると、ウイルスや病原菌が撒き散らされてしまいます。そうなると、感染症にかかるなど、人体に悪影響を及ぼすリスクもあるでしょう。
イタチに直接触れなくても、物などを介して間接的に病原菌やウイルスが人体に入り込む可能性もあります。
また、イタチの体にはノミやダニなども付着しています。そのため、自宅内でノミやダニが大量発生するリスクもあるでしょう。アレルギーや炎症を引き起こすこともあるかもしれません。
ペットへの被害や食害
生ゴミが入っているゴミ袋が自宅内にあると、イタチが中を漁って食い散らかす可能性があります。生ゴミだけでなく、食べ物なども狙われてしまうかもしれません。
また、ペットを飼っている家庭や、家畜を飼っている農家などではさらに注意が必要です。前述したとおり、イタチは雑食で小型の哺乳類や鳥類なども餌として好むため、ペットが被害に遭うおそれがあります。
住宅劣化
イタチは一定の場所で糞尿をする習性があります。イタチが家屋に侵入し、糞尿をすることで天井にシミができたり、木材が腐敗してしまうことがあります。
イタチを追い出したいなら専門業者に相談するのがおすすめ
イタチが自宅に侵入していて被害が出ている場合には、できるだけ早めに対処するのが望ましいです。しかし、イタチは病原菌を持っていることが多く、自力で追い出そうとすると感染リスクが高まります。
そのため、イタチを自力で追い出そうとするのはあまりおすすめできません。そもそも、イタチは3cm程度の小さな穴からでも侵入できてしまいます。侵入経路を特定するのが難しいでしょう。侵入経路を塞いだとしても、別のところから侵入されてしまう可能性もあります。
イタチの被害に悩まされているなら専門業者に駆除を依頼するのがおすすめです。「がいじゅうZERO」なら、現在侵入しているイタチを駆除するだけでなく、侵入経路を特定して塞ぐなど、再発防止策も徹底して行っております。
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まとめ
イタチが自宅に侵入してくる場合には、強い光を当てたり嫌がるニオイを撒いたりすると、寄り付きにくくなります。蚊取り線香は効果が薄い上に危険を伴うため、使用するのは避けましょう。
ただ、イタチをいったん追い出せても、後から戻ってきてしまうことが多いです。一般人では対処が難しい場合もあり、健康被害のリスクも伴います。そのため、イタチの駆除は、できるだけ専門業者に依頼するようにしましょう。