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【害獣別】駆除にかかる費用の相場はどのくらい?
害獣駆除にかかる費用相場は、害獣の種類によって異なります。まずは、害獣の種類別に費用相場を見ていきましょう。
ネズミ
ネズミは、短期間で繁殖を繰り返し、屋根裏に住み着くと瞬く間に数が増えてしまいます。糞尿被害で不衛生になるほかにも、電線ケールやガス管をかじって停電や電気災害を引き起こすため非常に厄介です。
ネズミ駆除の相場は、一部駆除であれば1~5万円程度で済みますが、完全駆除となれば10~30万円の費用が相場となります。
ネズミの完全駆除では、侵入経路もすべて封鎖するまでの工程を行いますが、鋭い歯をもつため頑丈な材質で封鎖しなければならず、どうしても費用が高くなってしまうのです。
イタチ・ハクビシン
イタチは、鋭い歯と爪をもち、近年都心部でも出現します。ハクビシンは主に農地で作物を荒らすことが多く、警戒心が強い動物です。
どちらも家の天井裏や屋根裏に住み着く傾向にあり、糞尿のニオイがきついため悪臭からイタチやハクビシンの被害に気付く人が多いでしょう。
イタチ・ハクビシンの駆除にかかる費用相場は、10~30万円です。基本的には、忌避剤を使用して追い出したあと、侵入経路の封鎖作業を行います。
イタチやハクビシンは狭い隙間からも入り込む性質があるため、床下の隙間から柱を伝って天井裏や屋根裏に住み着くことも簡単です。
そのため、隙間が多い家屋や侵入範囲が広くなればなるほど、料金は高くなります。
アライグマ
手足を器用に使えるアライグマは、木の枝や柵、雨樋を登ったり、渡ったりして屋根裏や軒下に侵入します。糞尿被害はもちろん、ペットや人を襲うこともあるため危険です。
アライグマの駆除にかかる費用相場は、10~30万円です。
一般的には、駆除かごを設置して捕獲したり、侵入経路を封鎖する作業を行ったりします。
アライグマは力が強く、穴を塞いでしまっても空けてしまう可能性があります。そのため、再発防止の観点からしっかりと防ぐ必要があり、費用が高くなる傾向にあるのです。
コウモリ
夜行性のコウモリは、昼間は大人しく目立たない存在ですが、夜になると鳴き声や羽音を立てて飛び回ります。糞尿被害のほかにも、ベランダや軒下、屋根裏に住み着き音を立てるので、睡眠の妨げになることもあるでしょう。
コウモリの駆除にかかる費用相場は、1~20万円です。コウモリは、飛行するので捕獲はせずに忌避剤を使用して追い出します。
コウモリ駆除でも、追い出したあとは侵入経路を塞ぎますが、侵入口が高く、高所での作業となるため、足場の設置が必要になることや危険が伴うため、費用が高くなる傾向にあります。
害獣駆除の費用が高い?料金を左右する要素とは
害獣駆除の費用相場の中にも金額に差があります。ここからは、害獣駆除にかかる費用を左右する要素について見ていきましょう。
害獣の種類や数
害獣は種類によって特徴が異なり、同じ駆除方法を用いると、確実な駆除ができません。そのため、駆除方法によっても費用が異なります。
また、アライグマやハクビシン、イタチのように、一部の害獣は許可申請や特別な資格を持っていなければ駆除ができません。当然、許可申請を取得するには業者の作業量が増えますし、有資格者が対応するとなれば費用もかかります。
さらに、申請許可や資格がいらない害獣の場合でも、対象の数が多ければ作業時間が多くなるため、料金も高くなりやすいです。
作業する場所の広さや築年数
作業する場所の面積によっても、害獣駆除の費用は左右されます。害獣が住み着いている範囲が広ければ広いほど、作業に必要な人数が増えるため、料金が高くなりやすいです。
20~50坪程度の一般的な戸建てでは、さほど料金に差はありませんが、60坪以上となれば費用が大きく跳ね上がります。
また、築年数がある程度経っている場合は、侵入経路が多くなることがあり、作業範囲と数が多くなります。経年劣化により害獣の被害が大きく広がることもあるため、費用がかさむケースもあるのです。
被害の程度や状況
害獣被害の度合いが深刻である場合は、料金が高くなりやすい傾向にあります。たとえば、害獣が長期間住み着いていると糞尿が蓄積しているため、徹底的な清掃と消毒が必要になります。
清掃や消毒に時間がかかれば、その分人員や薬剤の量を増やさなければ対応できないため、費用が高くなるのです。
害獣駆除の料金に含まれている作業内容
害獣駆除の料金には、以下の作業も含まれているのが一般的です。ここでは、害獣駆除の料金に含まれている作業内容を紹介します。
現地での調査と見積もり
害獣駆除の相談をしたときに、最初に行われるのが現地調査です。害獣被害が及んでいる場所がどのくらいあるのか、屋根裏や天井裏など、見えない部分まで詳しく調査して見積もりを行います。
基本的には、現地調査と見積もりは無料で行われることが多いです。見積もりの段階で予算を伝えておけば、予算内でできる駆除方法を提案してくれることもあります。
駆除作業
現地調査の状況をもとに、害獣の種類に合った駆除作業を実施します。害獣の種類や被害の状況によって作業内容が決定しますが、希望を伝えれば駆除方法をある程度調整してもらえるでしょう。
忌避剤や捕獲器の使用によっても料金が異なるので、見積もり時点で内容をしっかりと確認し、希望があれば駆除作業前に伝えることが大切です。
再発防止作業
害獣は一度駆除しても、また別の害獣が現れる可能性があります。そのため、害獣駆除後の再発防止作業はとても重要な工程です。
基本的には、害獣の侵入口となる隙間をふさぐ作業を行います。害獣の種類によっては、小さな隙間からでも侵入するため、金網やパテを使用しながら穴、ひび割れなどもふさいでいきます。
清掃・消毒
糞尿の清掃や消毒も、害獣駆除で大事な作業工程です。再発防止の観点からも、害獣の餌となる虫や動物の死骸まで、徹底的に回収します。
特に、糞尿被害が大きかった場合には、糞尿が残ると住宅の劣化や住んでいる人の健康を害するおそれもあります。清掃や消毒を、細かなところまで丁寧に行ってくれる業者を選びましょう。
自分ですれば安く害獣駆除ができる?
害獣駆除にかかる費用を節約するため、自分で駆除できないかと考える人もいます。結論からいえば、素人が確実に害獣駆除を行うのは難しいでしょう。
害獣駆除には、駆除作業のほかにも侵入経路の封鎖や清掃、消毒などさまざまな作業工程があり、時間がかかります。そのため、作業途中にも害獣被害が広がっていくというような悪循環に陥ることもあるのです。
また、害獣によっては屋根裏にのぼって駆除するなど、危険な作業を伴うこともあるので、ケガをするおそれもあります。
そのほか、害獣の中には、多くの寄生虫やダニをもつ動物や、凶暴で攻撃的な性質の動物もいます。健康被害のおそれもあるため、自分で害獣駆除を行うのは避けましょう。
そもそも、害獣の種類によっては駆除するのに許可が必要となります。狩猟免許や許可が必要なものに対しては、法律で決まっているため自分で駆除することができません。
害獣駆除でできるだけ費用を抑える3つの方法!
自分で害獣駆除を行わずとも、費用を抑える方法があります。ここでは、費用を抑える方法を見ていきましょう。
1.市役所に相談してみる
市役所では、害獣による田畑への農作物被害でないかぎり、基本的に害獣駆除の対応はしていません。ただし、自治体によっては罠や捕獲器の貸し出しを行っていることもあります。害獣駆除を業者に依頼する前に、市役所でのサポートにどのようなものがあるかを確認してみましょう。
注意点として、市役所では再発防止や消毒、清掃などの対応はしていないため、完全駆除するのであれば、専門業者への依頼をおすすめします。
2.複数の業者に見積もりを依頼する
害獣駆除業者を1社に絞るのではなく、複数社に見積もりを依頼することで費用相場を把握できます。
見積もりは、金額だけに注目するのではなく、費用に含まれる作業内容や作業期間、保証内容と保証期間まで確認しておきましょう。
3.早めに業者に依頼する
害獣被害は、瞬く間に広がります。害獣の存在に気付いた時点で、早めに業者に相談し駆除を行わないと、糞尿被害で天井にシミができたり、断熱材が荒らされたりと被害が急速に拡大していくのです。
被害が大きければ大きいほど害獣駆除の費用も高くなるため、速やかに業者に駆除を依頼しましょう。
専門業者に依頼すれば、駆除と同時に再発防止策も行ってくれるため、被害を最小限に留めることが可能です。
まとめ
害獣駆除は、素人が自分で完璧に行うことが難しい分野です。また、被害の拡大スピードも早く、被害が大きくなればなるほど駆除費用も高くなります。害獣に気付いたら、速やかに業者に相談するのがおすすめです。
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