ネズミ駆除に助成金はある?費用を抑えてネズミを駆除するには

ネズミが発生すると、住宅や家財がかじられるなどの被害を受けたり、感染症などの健康被害が出たりするおそれがあります。しかし、業者に頼むと費用がかかるので、「何とか安く抑えられないか」と考える人は多いでしょう。 そこで今回は、ネズミ駆除の助成金・補助金や、ネズミ駆除の費用を抑える方法などについて解説します。


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自治体が実施するネズミ駆除の助成金・補助金

国が実施するネズミ駆除の助成金・補助金はありませんが、自治体単位ではネズミ駆除の助成金・補助金を支給しているところがあります。詳しく見ていきましょう。

個人対象のネズミ駆除に関する助成金・補助金

自治体が実施するネズミ駆除の助成金・補助金は、自治会や商店街といった団体を対象としたものが多く、個人で利用できるものはほとんどありません。

個人で利用できる助成金や補助金があるかどうかは、居住地の自治体に直接確認してみましょう。

団体対象のネズミ駆除に関する助成金・補助金

団体を対象としたネズミ駆除に関する助成金・補助金がある自治体も、あまり多くはありません。しかし、一部の自治体では、団体向けのネズミ駆除に関する助成金・補助金を設けています。

たとえば、東京都中央区では区内の町会、自治会および商店街を対象とした、ネズミ駆除の補助金制度があります。

補助率は補助対象経費の3分の2ですが、「補助対象経費×3分の2」と「補助限度額」のいずれか少ない金額になるため、事前に計算してみましょう。なお、補助限度額は構成員の人数によって異なります。

構成員の人数 限度額
100人以下 40万円
101~200人 80万円
201~300人 120万円
301~400人 160万円
401人以上 200万円

ネズミ駆除に関する経費のみが対象で、ネズミ駆除・防除に直接関係がない経費は対象外です。実施期間は令和元年から令和5年度までなので、利用したい場合は早めに申し込みましょう。

ネズミ駆除に関する自治体ごとの対応

ネズミ駆除の助成金・補助金を設けていない自治体でも、ネズミ駆除に関するサービスや、相談・アドバイスなどを提供していることがあります。

ここでは東京都大田区・神奈川県横浜市・新潟県新潟市のネズミ駆除関連のサービスを紹介しますので、居住地の自治体にも同じようなサービスがないか確認してみましょう。

東京都大田区のネズミ駆除に関する対応

東京都大田区では、専門業者を派遣して、ネズミの侵入口の探し方や塞ぎ方をアドバイスするサービスを提供しています。対象となるのは、以下の要件を満たす人です。

・太田区内の一般家屋であること(飲食店・理美容室などの事務所や賃貸住居は除外)
・年度内で初めての依頼であること

あくまでもネズミを防ぐためのアドバイスをもらえるだけで、駆除業務には対応していません。また、侵入口の封鎖作業は自分で行う必要があります。

参考:「自身でネズミ防除を行っても、被害が収まらない場合」(東京都大田区)

神奈川県横浜市のネズミ駆除に関する対応

神奈川県横浜市では、福祉保健センターでネズミ駆除の相談を受け付けています。ネズミ捕獲用のカゴの貸し出しも行っているので、ネズミに困っているなら相談に行ってみると良いでしょう。

また、市のホームページでネズミ駆除に関する情報提供もしています。

参考:「ネズミについて」(神奈川県横浜市)

新潟県新潟市のネズミ駆除に関する対応

新潟県新潟市も、神奈川県横浜市と同じく、市のホームページでネズミ駆除に関する情報提供を行っています。

また、ネズミ駆除に関する相談や、バネ式・カゴ式の捕獲器の貸し出しにも対応しています。

高齢の方などで、相談や捕獲器の受け取りなどに行けない場合は、自宅に訪問してネズミ駆除の指導をしてもらえます。

参考:「ねずみ」(新潟県新潟市)

ネズミ駆除の費用を抑えるためにできること

個人向けのネズミ駆除に関する助成金・補助金を設けている自治体はほとんどありません。

そのため、個人宅のネズミ駆除の費用を抑えるには、別の方法を考える必要があります。個人宅のネズミ駆除の費用を抑える主な方法は、以下の2種類です。

・自分で罠を張ってネズミ駆除する
・できる範囲でネズミ対策をする

それぞれの方法について、下記に詳しく解説します。

自分で罠を張ってネズミ駆除する

自分で罠を張ってネズミを駆除すれば、罠の購入費がかかる程度なので費用が抑えられます。ネズミ駆除用の罠はホームセンターや通販などで売られているので、個人でも簡単に入手可能です。罠の種類としては、以下のようなものがあります。

種類 特徴
殺鼠剤(さっそざい) ・毒餌でネズミを駆除する

・複数匹まとめて駆除できる

・巣にいるネズミまで駆除できるタイプもある

粘着シート ・強力な粘着剤でネズミを捕まえる

・費用が安く気軽に使える

捕獲器 ・ネズミを餌で内部に呼び込んで捕まえる

・屋内外で使える

・繰り返し使える

・費用はやや高め

どの罠もネズミがよく発生する場所や、侵入しやすい場所に設置する必要があります。小さな子どもやペットがいる場合は、誤飲やケガなどの事故が起こるリスクがあるため、使用を避けたほうが良いでしょう。

また、ネズミは繁殖スピードが早いため、自分でできる範囲での駆除だと繁殖スピードに追いつかず、再発する可能性があります。しっかり駆除したい場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

できる範囲でネズミ対策をする

そもそもネズミが発生しなければ、駆除の費用もかかりません。日頃からできる範囲で良いのでネズミ対策をして、ネズミが発生しないようにしましょう。ネズミが発生しないようにする方法として、以下のようなものがあります。

・部屋の中を清潔にしておく
・ネズミが巣作りしやすい場所を作らない
・食べ物の管理方法を見直す
・ネズミの侵入経路になる穴を塞ぐ

紙類やレジ袋などは、ネズミの巣の材料になります。また、物が多いとネズミが巣作りしやすいので、部屋の中の物を減らし、掃除を徹底しましょう。

ネズミの餌にならないように、食べ物も密閉容器に入れるなどすることが大切です。ネズミが室内に入りにくいように、侵入経路になりそうな穴も塞いでいきましょう。ネズミを追い払うグッズを使うのもおすすめです。

忌避剤 ・ネズミが嫌うニオイを出して追い払う

・スプレータイプや据え置きタイプがある

・使い方が簡単

くん煙剤 ・煙で薬剤を部屋の隅々まで行き渡らせてネズミを追い払う

・自分では対応できない隙間にも効果がある

・使用中に部屋に立ち入らないようにしたり、家具や家電につかないようにカバーしたりする必要がある

超音波器 ・ネズミが嫌う音を出して追い払う

・1個設置するだけで家中のネズミを追い払えるものもある

・費用が高め

小さな子どもやペットがいる場合は、使用中は遠ざける、使用後は換気を徹底するなどの対策を取りましょう。

費用を抑えてネズミ駆除をするなら業者への依頼がおすすめ

罠などを使えば自分でネズミを駆除することは可能ですが、やはりネズミ駆除は業者に依頼するのがおすすめです。

見積もりが無料でできるところを選ぶ

ネズミ駆除はネズミの生態や駆除方法をしっかり理解したうえで行わないと、完全に駆除できないことがあります。

駆除したあとのネズミから虫が湧いたり、何度も罠や忌避剤を購入しなくてはならず、「業者に頼んだほうが安かった」となったりすることもあるでしょう。

また、ネズミは繁殖力が高いため、時間が経つほどどんどんネズミが増えていき、被害が拡大してしまいます。費用を抑えつつ早急に対処するには、業者に依頼するのが賢明です。

業者によっては見積もりだけで費用がかかることがあるので、費用を抑えたいなら、相談・見積もりが無料の業者を選びましょう。

害獣駆除業者のがいじゅうZEROなら、相談・見積もりは無料で、業界最安値レべルの料金設定、さらに最長10年の安心保証もついています。相談・調査見積もり・駆除作業はすべて自社のスタッフで担当しているため、スムーズに害獣駆除ができるのも強みです。

再発防止のための消毒・修繕にも対応していますので、ネズミの被害にお困りの際は、ぜひご相談ください。

まとめ

ネズミ駆除の助成金・補助金を設けている自治体はほとんどなく、あっても団体が対象です。個人宅のネズミ駆除の費用を抑えたいのであれば、自分で駆除する、ネズミが発生しないように対策してみましょう。

ただし、ネズミの生態や駆除方法を理解していない人が駆除しても、再発する可能性があります。費用を抑えつつ、しっかり駆除したいなら、駆除業者に依頼するのがおすすめです。