ネズミが原因でアレルギーは起こる?
アレルギーとは、免疫機能に異常が起きている状態です。アレルギーの原因となる物質はさまざまで、動物の毛やふけ、フン、尿なども原因物資になり得ます。つまり、ネズミのフンや尿などが原因となって、アレルギー症状が出る可能性もあるということです。
ネズミによるアレルギー症状< /h3>
ネズミを原因とするアレルギー症状にはさまざまなものがあります。
・皮膚の症状
・目の症状
・呼吸器系の症状
・消化器系の症状
・循環器系の症状
まず、皮膚に現れる症状です。ネズミに直接触れた場合にもみられる症状で、湿疹、蕁麻疹、かゆみ、赤みなどがあり、アトピー性皮膚炎になる場合があります。
目に現れる症状もアレルギー症状としては一般的です。かゆみ、充血、涙目などの症状があり、空気中に舞ったアレルギー物資が目に入ることで現れます。
呼吸器系の症状もあります。くしゃみ、鼻水、咳、ぜんそくなど、鼻から原因物質を吸い込むことによって発生する症状です。
胃や腸などの消化器系の症状もみられることがあります。吐き気、嘔吐、下痢など、食物系のアレルゲンを摂取した場合にもみられる症状です。
さらに、体液を循環させる循環器系にも影響を及ぼすことがあります。頭痛、めまい、動悸などの症状がみられ、アナフィラキシーショックという重篤な症状になることもあります。
上記のアレルギー症状以外にも、ネズミは多くの菌を保有していることから注意が必要です。
ネズミによるアレルギーか判別する方法
実際にアレルギーのような症状があったとしても、本当にアレルギーなのか症状だけではわかりません。また、アレルギーであったとしても、何を原因としたアレルギーなのか症状だけでは判断できません。
ネズミによるアレルギーかどうかは、病院などの検査で判明します。一般的に用いられるのは、血液を使った「特異的IgE抗体検査」です。血液のアレルゲンに対する反応をみる検査で、複数のアレルゲンを検査できるのが特徴です。
ほかに、アレルゲンを皮膚の上に置いて反応をみる検査もあります。医療機関で検査してもらうことで、アレルギーがネズミによるものか、ネズミ以外のペットによるものかなど、原因を特定できます。
ネズミに寄生するダニにも要注意!主な被害とは
ネズミのフンや尿などによるアレルギーについて紹介しましたが、ネズミに寄生するダニにも注意しましょう。
ネズミには、イエダニという種類のダニが寄生していることがあります。つまり、ネズミが住宅に侵入すると、必然的にダニも侵入する可能性があるということです。
イエダニは、宿主であるネズミが死んだりすると移動します。人を刺して吸血したり、ペットにも寄生したりすることがある害虫です。ダニは、寄生する以外にもアレルギーや感染症の原因にもなります。
アレルギー
ダニもアレルギーの原因になります。ダニの死骸やフンを吸い込むことで、アレルギー症状が発生する可能性があるためです。侵入してきたダニ本体やダニのフンを体が異物と認識することで症状が現れます。
ダニによるアレルギーは、花粉症のように季節性のものではなく、通年であることが特徴です。ダニを排除できず個体数が増えると、死骸やフンが増加してさらにアレルギー反応が強くなります。
ダニアレルギーでは、目やにや咳、皮膚のかゆみ、湿疹、くしゃみ、鼻水などが症状として現れます。
感染症
ダニは、あらゆる病気の原因になることがあります。ネズミなどに寄生したダニは、感染症を媒介するためです。
ダニの種類でも、感染症について特に注意喚起されているのがマダニです。マダニは目視できる程度の大型のダニで、山や河川敷、草地や庭など、基本的に屋外に生息しています。
マダニに刺されると、吸血を介して、さまざまな感染症を引き起こす可能性があることが知られています。マダニのなかでも特に幼虫はネズミに寄生することもあるため、ネズミを見つけたら早期に対策を打つことが望ましいでしょう。
ネズミによるアレルギーを防止する対策
ネズミによるアレルギーを回避する方法として、ダニを駆除する方法、ネズミの侵入を防止する方法を紹介します。
ダニを駆除する
ネズミに寄生していることが多いイエダニ以外にも、家の中にはコナダニやチリダニなどのダニが棲み着いています。
アレルギー症状に悩まされないようにするため、ダニが発生しやすい環境をつくらないようにしましょう。
ダニは、温度と湿度が高い場所を好みます。適度に湿気を取り除くことが重要です。例えば、ダニがもぐり込みやすい寝具は、外に干すなどして十分に乾燥させ、湿気を取り除いてから取り込みます。日中は、室内の湿気を取り除くために、窓を開けて風通しを良くしましょう。
フケやカビ、食べ物のカスなどはダニの餌になるため、除去することも心がけましょう。掃除機を頻繁にかけることで、餌になる物をため込まずに済みます。掃除は、ダニの餌だけでなく、ダニ自体やダニのフン尿の除去にもなるため、ダニの減少も期待できます。
ネズミが棲み着きにくい環境にする
ネズミによるアレルギー症状を引き起こさないためには、ネズミの住宅への侵入を防ぎ、アレルギーの原因を作らないことも重要です。
まず、ネズミの餌になるような物を置かないようにしましょう。ネズミは1日に多くの食事を必要とする生き物で、家に餌になる物が放置されていると、ネズミに侵入される原因になります。
生ゴミを放置したり、食べ終わった食器を放置したりしないようにしましょう。ペットを飼っている場合は、ペットフードの放置もネズミが発生する原因になります。
また、ネズミは巣を作る習性もあります。ダンボール類や紙くずなど、ネズミの巣作りの材料になる物もできるだけ置かないようにしましょう。布も巣作りの材料になるため、衣類は適切に収納することを心がけましょう。
ネズミに侵入されないようにするには、ネズミが入り込みやすい場所を放置しないことも大切です。ネズミは、通気口や配管まわり、雨戸の戸袋など、わずかな隙間からでも侵入できます。ネズミが侵入できるような場所は、目の細かい金網を取り付けるなどして塞ぎましょう。
ネズミが棲み着いたときはプロに駆除を依頼しよう
ネズミは繁殖力があるため、放置するとすぐに増えてしまいます。ネズミの存在に気がついたら、早めに駆除する必要があります。
しかし、駆除に慣れていない方が自分で駆除するのは、感染症のリスクもあることからおすすめしません。また、うまく駆除できたとしても、侵入経路などの原因を究明できないと、新たにネズミが侵入してしまう可能性もあります。ネズミの駆除は、プロに依頼するのがおすすめです。
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まとめ
ネズミが家に侵入すると、ネズミのフンや尿などが原因となり、アレルギー症状を引き起こすことがあります。また、ネズミにはダニが寄生していることもあるため、ダニがアレルギーや感染症の原因になる可能性もあります。ネズミの侵入を発見したら、被害が拡大しないうちに早めに対策をとることが重要です。