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床下にいるネズミはドブネズミの可能性が高い!
床下に発生するネズミの多くは、ドブネズミである可能性が高いです。
ドブネズミは、体長が18〜26cmほどで大きめのサイズが特徴です。排水溝や下水溝など水回りの環境を好んで生息し、泳ぎが得意ですが、高い所への移動は苦手なため、床下など低い位置を中心に活動する傾向があります。
さらに、床下にフンやかじった跡などの痕跡が残されることが多く、これがドブネズミの存在を確認する手がかりになります。雑食性で、人間が出した食べ物や生ゴミを餌として好み、周囲の環境に素早く適応します。
ドブネズミは非常に気性が荒く、攻撃的な面を持ち合わせています。場合によっては人に噛みつくこともあり、健康被害や感染症のリスクも考慮する必要があります。
床下にネズミがいる場合に起こりうる被害
床下にネズミが侵入すると、建物の構造だけでなく、住民の健康にも深刻な影響を及ぼすことがあります。ネズミは巣作りや食物探しのために家中を動き回るので、衛生面や安全面で予期しない問題を引き起こしかねません。早めの発見と対応が、被害の拡大を防ぐ鍵となります。
感染症にかかる可能性がある
ネズミは体毛や糞尿を介してさまざまな病原菌を拡散するため、床下にネズミがいる環境は感染症のリスクが高まります。特に、下記のような感染症には注意が必要です。
・レプトスピラ症:ネズミの尿に含まれる細菌が原因となり、重症化すると肝臓や腎臓に影響を与えることがあります。
・サルモネラ症:食べ物や調理器具にネズミの糞尿が付着することで感染し、腹痛や下痢を引き起こします。
・ハンタウイルス感染症:ネズミの排泄物を吸い込むことで感染し、呼吸器系に深刻なダメージを与えることがあります。
特に免疫力の弱い高齢者や乳幼児にとって、これらの感染症は重症化する危険性が高く、適切な対策が不可欠です。もしネズミの存在が疑われた場合は、念入りな手洗いやうがい、環境の消毒を心がけることが重要です。
床材や断熱材への被害
ネズミはその生理的特性から、歯を削るために硬い物をかじる習性があり、床下の床材や断熱材が被害を受けるケースが多く見られます。長期間放置すると、下記のような問題が発生します。
・ 床材が削られ、ボロボロになることで、家全体の構造が弱体化する。
・断熱材がネズミの巣材として利用されるため、効果が低下し、室温管理に支障をきたす。
断熱材は、ふわふわとした感触が巣作りに適しているため、ネズミの繁殖場所になりやすいです。これにより個体数が増え続け、さらなる被害の原因となりかねません。早急に対応しましょう。
床下の配線や電気ケーブルへの悪影響
ネズミは電気配線やケーブルにも悪影響を及ぼします。ケーブルをかじられることで、下記のようなトラブルが発生するおそれがあります。
・配線の損傷によって停電や通信障害が発生する。
・漏電の原因となり、電気設備が正常に機能しなくなる。
・かじられた箇所から発火し、火災につながる危険性がある。
火災は住民の命に直結する重大な事故です。ネズミを見つけた場合は放置せず、すぐに駆除対策を講じる必要があります。専門の業者に依頼するなど、早めの対応が安全を守る鍵となります。
床下にいるネズミを駆除する方法4ステップ
床下でネズミが発生すると、放置すれば家の構造へのダメージや衛生面での問題を引き起こしかねません。ここでは、効果的にネズミを駆除し、再発を防ぐための4つの具体的な手順をご紹介します。
ラットサインを見つける
まずは、ネズミの存在を確認するために「ラットサイン」と呼ばれる痕跡を探しましょう。ネズミが床下に潜んでいると、木材や家具には小さな歯型が残り、排泄物が散乱していることがあります。
また、壁や柱に黒ずんだ汚れが付着していれば、それはネズミの体毛に含まれる油分によるものです。これらのサインは、ネズミの活動エリアや侵入経路を特定するための重要な手がかりになります。侵入口が見つかれば、さらなる被害を未然に防ぐ対策を講じることが可能です。
殺鼠剤や粘着シートを仕掛ける
ラットサインによって侵入口や活動場所を把握できたら、駆除の段階に進みましょう。ネズミの食習慣を利用した殺鼠剤を置くことで、彼らの活動を抑制することが期待されます。ただし、すべてのネズミに効くとは限らず、状況によっては駆除が難しい個体もいます。
そのため、粘着シートを併用するのも効果的な方法です。ただし、体が大きなドブネズミはシートから逃げ出してしまうこともあるため、状況に応じた対策が求められます。駆除が完了した後は、ネズミの死骸や糞尿を安全に処理し、徹底した消毒を行うことで感染症のリスクを軽減しましょう。
侵入口を封鎖する
ネズミの駆除が終わったら、次は新たなネズミが入ってこないように侵入口を封鎖しましょう。ネズミは非常に小さな隙間からも侵入できるため、壁の隙間や排水口、配電盤なども見逃さずに確認する必要があります。
一度駆除に成功しても封鎖が不十分だと新たなネズミが侵入してしまうおそれがあるので、目立った侵入口から優先的に対策を施し、被害を繰り返さないようにしましょう。
ネズミを寄せ付けない環境を整える
最後に、ネズミを寄せ付けないための環境を整えることが重要です。清潔な環境を保つことで、ネズミが再び侵入する可能性を大幅に減らせます。日々の生活のなかで生ゴミをため込まないようにし、食べ物は密閉容器に収納することで、ネズミの餌場となるリスクを排除しましょう。
忌避剤の活用も効果的ですが、これだけに頼るのではなく、日常的な清掃を徹底することが鍵となります。駆除後の管理がしっかり行われていれば、安心できる住環境が長期間維持できるでしょう。
床下にネズミがいる場合は専門業者への相談がおすすめ!
床下にネズミが発生した場合、専門業者に依頼することが最も効果的な解決策です。自力でネズミを完全に駆除するのは非常に難しく、駆除作業が不十分だと再発のリスクも高まります。
専門業者に依頼することで、各家庭の状況に合わせた最適な駆除方法を実施してもらえます。また、再発を防ぐための対策もあわせて行ってくれるため、長期的な安心を得られます。
「がいじゅうZERO」では相談から調査、見積もり、そして駆除作業まですべて自社のスタッフで対応します。仲介業者を挟まないため、現場での情報共有のミスがなく、確実な駆除を実現しています。
また、清掃・修繕・消毒などの再発防止策も徹底しているため、再発リスクを抑えることも可能です。
床下のネズミにお困りの場合は、「がいじゅうZERO」にご相談ください。
まとめ
床下にネズミが棲み着くと、建物の劣化や健康リスクが生じます。断熱材や配線をかじられると、耐久性や電気系統へのダメージが発生し、感染症の危険性も伴います。効果的に駆除するためには、ラットサインを見つけて殺鼠剤や粘着シートを使用し、侵入口を封鎖することが重要です。また、再発防止のためには、専門業者に依頼することをおすすめします。快適な住環境を守るために、早めの対策を講じましょう。