コウモリに好かれる家に共通する特徴は?寄せ付けない方法も解説

自宅近くでコウモリを見かけることがあると、何かと不安になりますね。羽音がうるさく、自宅に棲み着かれてしまう可能性もあります。被害が出る前に、対策を講じておきたいところです。 コウモリが棲み着かないようにするためには、コウモリが寄り付かないようにすることが大切です。今回は、コウモリに好かれる家の特徴や寄せ付けない方法を解説します。


この記事は約7分で読み終わります。

コウモリに好かれる家の特徴

コウモリに好かれる家には、次のような特徴が共通して見られます。

隙間が多い

コウモリは小さな隙間から家の中に侵入してくるため、隙間が多い家はコウモリに好かれます。古い家やメンテナンスが行き届いていない家には隙間ができやすいため、注意が必要です。

一見すると隙間がないように見える家でも油断はできません。コウモリは1~2cm程度の小さな隙間からでも入れてしまいます。例えば、瓦屋根や外壁のひび割れなどは、コウモリにとっては格好の侵入経路です。

古い家だと、気づかないうちに小さな隙間ができていることもあるため、外から外壁を一通り見渡してみましょう。

通気口の隙間もコウモリに狙われます。比較的新しい家でも、通気口の隙間から侵入できる場合には、コウモリに好かれる可能性があるため注意しましょう。

暖かく雨や風をしのげる

コウモリにとって、暖かく雨風をしのげる場所は過ごしやすい環境です。屋根裏などに侵入すれば、雨風は当たりません。簡単に屋根裏に侵入できる家ならコウモリに好かれやすいでしょう。

室内で暖房をつけていれば、屋根裏にも熱が伝わっていきます。次第に屋根裏も暖かくなってくるため、コウモリにとって快適な環境になるでしょう。繰り返し何度も侵入されて住処にされてしまいます。

家の中だけでなく、エアコンの室外機の裏などにもコウモリが棲み着きやすい場所です。室外機は軒下に置かれているため、雨が当たりにくく、風も室外機で遮られてほとんど当たりません。同じ理由で雨戸の戸袋にもコウモリが棲み着くケースがあります。

暗くてぶら下がるところがある

コウモリは休むときにぶら下がるような姿勢をとるのが特徴です。夜行性のため活動する時間帯は主に夜間ですが、昼間は睡眠をとっています。睡眠時にもぶら下がる姿勢をしているため、暗くてぶら下がれるところがある場所は、コウモリに好まれやすいです。

冬の時期には冬眠をしますが、冬眠時にもぶら下がった姿勢をとっています。屋根裏などでぶら下がれる場所があり、簡単に侵入できれば、コウモリにとっては理想的な場所といえるでしょう。

田んぼや原っぱに近い

コウモリは蚊・ユスリカ・ヨコバイなどの小型昆虫を餌にしています。水たまりの付近には、小型昆虫が集まりやすく、それを目当てにコウモリが寄ってくることも多いです。

田んぼの周りにも、蚊が大量に湧いていることがあり、コウモリが捕食するために寄ってきます。

田んぼや原っぱの近くの住宅は、コウモリにとっては、住処にするのにちょうど良い場所です。餌が欲しいときにはすぐに取りに行けて、休みたいときにはすぐに戻れます。そのような事情から、自宅の隣が田んぼや原っぱだと、コウモリに好かれやすいでしょう。

コウモリが棲み着くと起こる被害

自宅にコウモリが棲み着いてしまうと、どのような被害が起こるのかみていきましょう。

騒音

コウモリが活動する時間帯は主に夜間です。屋根裏などに棲み着いてしまうと、就寝中に羽音が聞こえてきます。睡眠が妨げられて、夜中に目が覚めてしまうこともあるでしょう。目が覚めない場合でも、眠りが浅くなって睡眠の質が低下してしまいがちです。

また、稀にコウモリの鳴き声が聞こえてくることもあります。ただ、コウモリの鳴き声は、基本的に超音波で人間の耳には聞こえません。

コウモリが人間の耳に聞こえる鳴き声を出すのは、危険を感じたときなど限られた場面のみです。そのため鳴き声に関しては、羽音ほど深刻ではありません。

健康被害

コウモリに侵入されている家では、屋根裏などを見てみると、コウモリの糞尿が見つかることがあります。そして、コウモリの糞尿には細菌やウイルスなどが含まれているため注意が必要です。

コウモリの糞尿が原因で、感染症に罹患してしまう可能性があります。感染防止のためには、すぐに糞尿を片付けて消毒しなければなりません。掃除や消毒の作業をする際に、糞尿に手が触れてしまい感染する場合もあるため注意が必要です。

また、コウモリはさまざまな場所を飛び回り、不衛生なところにも入っていきます。糞尿だけでなくコウモリそのものにも多くの病原菌や寄生虫が付着している可能性があり、病気を媒介しやすいです。

コウモリが媒介する病気により、重篤な症状に陥ることや命に関わることもあります。コウモリに直接手を触れないようにするのはもちろんのこと、コウモリが触れた可能性のある場所にも注意しましょう。

コウモリが媒介する病気に関しては、下記の記事にて詳しく紹介しています。
コウモリはどんな病気を持っている?危険な感染症から身を守るには

コウモリを寄せ付けない方法

コウモリを寄せ付けないためには、次のようなことを実践してみましょう。

隙間を塞ぐ

コウモリが出入りしている隙間が見つかっているなら、隙間を塞ぐことが重要です。特に換気口や通気口などはカバーをしっかりと取り付けましょう。

また、コウモリが侵入する隙間は1か所だけとは限りません。侵入口が複数の場合もあります。すでに侵入口が見つかっていても、別のところはないかどうかチェックしてみましょう。

侵入できそうな隙間が見つかったら、板や目の細かい金網などで塞ぐと、侵入できなくなります。塞ぐ作業をする際には、中にコウモリがいないかどうか確認してから行ってください。

コウモリが嫌いなニオイを置く

コウモリはハッカのニオイを嫌います。ハッカ油を使用したスプレーを屋根裏やエアコンの室外機の裏など、コウモリが好みそうな場所にかけておきましょう。ニオイが効いている間は、コウモリにとって不快に感じられるため近寄ってこなくなります。

ハッカ油のほかにもコウモリが嫌がる成分を含むアイテムが市販されているため、使ってみると良いでしょう。

ただし、ニオイによる対策は効果があまり持続しません。時間の経過とともにニオイは弱まっていきます。しばらくすると、また戻ってきてしまうでしょう。一時的な効果しかないため、定期的に何度も使用する必要があります。

プロのサービスに依頼する

鳥獣保護管理法により、コウモリの捕獲や処分は禁止されています。そのため、一般の方が自分で駆除することはできません。

コウモリの被害に悩まされていて駆除したいのであれば、専門業者に依頼する必要があります。専門業者ならコウモリの性質を知り尽くしており、コウモリが来ないようにする対策も可能です。

駆除後の再発防止や消毒作業も含めて、総合的に対策してもらえます。

コウモリの駆除はがいじゅうZEROにおまかせ

一般の方でも、ある程度のコウモリ対策が可能なものの、完全に駆除するのは難しいものです。そのため、コウモリのことで困っているなら専門業者に対策を依頼しましょう。より確実かつ安全にコウモリを駆除できます。

コウモリの駆除を依頼するなら、「がいじゅうZERO」にお任せください。相談から調査見積もり、駆除作業まで自社でワンストップ対応しているため、外部業者を挟むことなく、スピーディーに駆除できます。

また、再発防止策として修繕・消毒・清掃も徹底しており、再発リスクを起こさせないという自信から、最長10年の保証を付けています。相談・調査見積もりは無料で承っていますので、コウモリの被害にお困りの方は、お気軽にお問い合わせください。

まとめ

コウモリは、隙間が多い家や雨風をしのげる場所がある家などを好み侵入してきます。田んぼが近くにある家もコウモリに狙われがちです。

自宅にコウモリが棲み着いてしまうと、騒音に悩まされたり健康被害が出てしまったりします。被害が大きくならないうちに、隙間を塞ぐなどの対策をしましょう。自分で対策するのが難しい場合は、専門業者に依頼するのがおすすめです。