ベランダにコウモリが来たときの対策!追い出す方法は?

「ベランダにコウモリが棲み着いてしまった……」「コウモリのフンが落ちていてベランダがいつも汚れてしまっている……」このようなコウモリの被害にお困りの方はいるのではないでしょうか。コウモリが棲み着くとさまざまな被害が起きるため、早めに対処することが重要です。 今回は、ベランダにコウモリが棲み着く理由や主な被害、効果的な対策方法について詳しく解説します。


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ベランダにコウモリが棲み着くのはなぜ?

ここでは、コウモリがベランダに棲み着く理由について、詳しく紹介します。

雨風をしのげる

ベランダには屋根があり、サイディングの隙間や窓の枠に小さな空間ができていることがあります。これらは、コウモリにとって自然の洞窟や樹木の割れ目と同様に、安全で隠れやすい環境となります。

特に雨の多い時期や悪天候の際には、コウモリはこれらの場所を積極的に利用します。

ぶら下がりやすい

ベランダに設置された物干し竿やハンガーは、コウモリが体を支え、羽を広げるのに最適な形状をしています。

コウモリからすると安定して休息が取れる場所としてみなしてしまうため、棲み着いてしまう原因にもなります。

室外機がある

室外機から発生する熱は、周囲の空気を暖かくし、コウモリにとって快適な環境を作り出します。もしダクトに隙間があった場合はコウモリが侵入してしまうおそれがあるため、注意が必要です。

ベランダにコウモリがいることによる被害

ベランダにコウモリが侵入してしまうと、日常生活に悪影響を与えるおそれがあります。

ここでは、コウモリが原因で発生する主な被害とその詳細について解説します。

騒音被害

コウモリは夕方から夜間にかけて最も活動的になります。その際、羽ばたく音やさまざまな鳴き声が伴うため、特に静かな夜には明瞭に聞こえ、睡眠を妨げる原因にもなるのです。

また、コウモリが群れをなして活動する場合、その騒音はさらに大きくなります。このような騒音は、自宅だけでなく近隣住民の迷惑となってしまうことがあります。

フン害

コウモリのフンは強烈なアンモニア臭を放ち、ベランダに蓄積すると非常に不快な環境を作り出します。このフンは素材を腐食させる酸性成分を含んでおり、塗装された手すりの表面や金属部分にダメージを与える可能性があります。

フンによる汚染は見た目の問題だけでなく、清掃する際にも注意が必要です。万が一素手で触ってしまうと健康被害を引き起こすおそれがあります。

洗濯物への被害

コウモリのフンが洗濯物に付着してしまうことはもちろんのこと、コウモリの体にはノミやダニが付着しています。それらがベランダに干してある洗濯物についてしまうおそれもあります。

実際に、「コウモリマルヒメダニ」というダニは、コウモリから人間に寄生するというケースもあるので、注意が必要です。

健康被害

コウモリはさまざまな病原菌やウイルスをもっており、人間が触れてしまうと重大な病気にかかってしまうことがあるので注意が必要です。

コウモリを感染源とする病気として、ヒストプラスマ症があげられます。ヒストプラスマ症は、コウモリのフンに含まれる菌によって引き起こされ、主に肺に感染します。

狂犬病もコウモリが媒介する病気の中のひとつで、感染した場合の致死率は非常に高いです。主な症状として発熱や頭痛、倦怠感などがあります。

エボラウイルス病もコウモリが関与するとされ、これらの病原体による感染は、深刻な健康問題を引き起こすことがあります。

また、コウモリのフンや尿に触れてしまうとアレルギー反応が起きるケースもあり、アトピー性皮膚炎や喘息などを発症してしまうことがあります。これらの健康リスクを避けるためにも、コウモリの侵入を防ぎ、迅速な清掃と消毒が推奨されます。

コウモリを媒介とする病気については、下記の記事で詳しく紹介しています。
コウモリはどんな病気を持っている?危険な感染症から身を守るには

ベランダにいるコウモリを追い出す方法

ベランダにコウモリが侵入してしまうとさまざまな問題が発生するため、迅速に対策を打つ必要があります。ここでは、コウモリを効果的に追い出し、再侵入を防ぐ方法について解説します。

忌避剤を使う

コウモリを追い出すためには、忌避剤を使うのがおすすめです。忌避剤にはハッカやナフタレンなど、コウモリが苦手なニオイが含まれているので、効果的に追い出すことができます。

忌避剤には、燻煙剤、スプレータイプ、ジェルタイプがあります。燻煙剤は広範囲に効果を発揮します。

エアコンダクトやベランダの隅など狭い場所には、スプレータイプの忌避剤を使用すると良いでしょう。これにより、コウモリが好まない環境を作り出し追い出すことができます。

また、ジェルタイプの忌避剤は効果が長持ちするため、屋外での使用に特に適しており、ベランダの見えない場所に置くことで、コウモリの侵入を効果的に防ぎます。

侵入口を塞ぐ

コウモリは一度侵入すると、同じ場所から再侵入する可能性が高いため、侵入口をしっかりと塞ぐことが必要です。ベランダ付近の窓や隙間、エアコンの室外機周辺など、侵入される可能性がある場所にネットを設置しましょう。

また、コウモリは1~2cmほどのわずかな隙間でも侵入できるため、非常に細かいメッシュのネットを使用することが重要です。

フンを清掃する

コウモリのフンには健康を害する病原菌が含まれていることが多いため、清掃の際は特に注意が必要です。素手で触れることのないよう、ゴム手袋や使い捨てのプラスチック手袋を着用し、ほうきとちりとりでフンを丁寧に取り除きます。もし作業中に素手でフンを触ってしまった場合は、石鹸でしっかり洗い、エタノールスプレーで除菌するようにしましょう。

集めたフンは新聞紙に包み、外に漏れないよう二重にしたゴミ袋に入れて捨てます。清掃後は、ベランダの床や壁を除菌・消毒剤で徹底的に拭き取って、衛生的な環境を保ちましょう。

また、掃除の際に使ったほうきやちりとりには病原菌が付着してしまっていることがあるため、できるだけゴミ袋に包んで捨てることをおすすめします。

コウモリの駆除はがいじゅうZEROにお任せください

コウモリの駆除は一人で行うには困難な作業です。忌避剤を使用しても、必ずしも効果があるとは限りません。また、コウモリが侵入しそうな場所を自力で塞いだとしても、思わぬ場所から侵入してくることもあります。そのため、専門の駆除サービスを利用することをおすすめします。

がいじゅうZEROでは、ご相談から調査・見積もり、駆除作業まで自社スタッフがワンストップで対応しているため、スピーディーに駆除することが可能です。清掃・消毒・修繕など再発防止策も徹底しているため、最長10年以上の保証も付けております。

365日24時間対応可能で、メールや電話、LINEで常時受け付けていますので、コウモリによる被害にお困りの方はぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

ベランダには雨風をしのげる屋根や、暖を提供する室外機があるため、コウモリにとって棲み着くのにうってつけの場所といえます。

ベランダにコウモリがいるのを放置していると、騒音被害やフンによる健康リスクなどの問題が発生します。そのため、忌避剤を使って追い出し、コウモリが自宅に侵入しないよう、侵入口を封鎖することが重要です。もしベランダにフンが落ちていた場合はしっかり清掃し、きれいな環境を保ちましょう。

しかし、素人だけでコウモリを完全に追い出すのは難しいものです。コウモリの侵入を防ぐのであれば、プロの駆除サービスに依頼することをおすすめします。