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ネズミの足跡にはどんな特徴がある?
ネズミの足跡の大きさは個体差がありますが、0.5~1.5cm程度と小さめです。4本指で、指と手の平部分が分かれており、ちょこちょことたくさんの足跡が残ります。
ネズミの足跡がつきやすい場所
ネズミは臆病で隠れていることが多いため、「ネズミがいる気配はするけど足跡が見つからない」ということもあります。
スムーズにネズミの足跡を見つけられるように、どのような場所にネズミの足跡がつきやすいのかも知っておきましょう。
部屋の中
ネズミは体が小さく体重が軽いため足跡が残りにくいのですが、家具の裏や棚の上など、部屋のなかのホコリが溜まりやすい場所で見つかることがあります。
ネズミの気配がしたら、ホコリっぽいところをチェックしてみましょう。天井裏や部屋の隅なども確認してみてください。
通気口や隙間
床下の通気口や配管のカバーの隙間など、屋外でネズミの足跡が見つかることもあります。外壁のひび割れや換気扇、エアコンの室外機のホース周辺に足跡が残っていることもあるでしょう。
ネズミは直径2cm弱、500円玉程度の穴でも通り抜けることが可能です。また、通気口などにカバーが設置されていても、劣化していたりプラスチック素材だったりすると、かじって破壊し侵入してくることがあります。
「小さい隙間だから」「カバーがあるから」と油断せず、通気口や隙間周辺をしっかりチェックしてみましょう。
ネズミがいるか確かめる方法は?足跡以外のラットサインに注意
足跡はネズミが棲み着いているかどうかの確認に役立つものです。しかし、小さなネズミの足跡は、なかなか見つからないことがあります。
また、体の大きな個体は足跡も大きくなるので、足跡を見つけたものの、ネズミのものなのかどうか確信がもてないこともあるでしょう。そこで、足跡以外のラットサイン(ネズミの痕跡)についても解説します。
糞尿が落ちている
ネズミは糞や尿をしながら移動する性質があるので、ネズミの移動経路には糞や尿をした跡が残ります。
通気口やカバーの隙間など、ネズミが好む場所にシミができていたり、細かな糞が散らばっていたりしたら、ネズミが棲み着いている可能性が高いでしょう。
自宅に現れるネズミの主な種類は、「ドブネズミ」「クマネズミ」「ハツカネズミ」のいずれかです。ネズミの種類によって好みの環境や体の大きさが異なるので、糞が見つかりやすい場所や大きさ、形なども違います。それぞれの特徴を知っておきましょう。
種類 | 特徴 |
ドブネズミ | ・体長は18~26cm程度と大きめ
・水回りや排水溝・下水溝などを好む ・泳ぎは得意だが高い所は苦手なので、床下で糞などの痕跡が見つかりやすい ・糞の大きさは10~20mm程度。黒っぽい色で丸く太い形状 |
クマネズミ | ・体長は14~20cm程度
・泳ぎは苦手だが高い所が得意なので、天井付近や屋根裏などで糞などの痕跡が見つかりやすい ・糞の大きさは6~10mm程度。茶色~灰色っぽい色で、細長い形状 |
ハツカネズミ | ・体長は5~10cm程度と小さめ
・自然が多い場所に現れることが多い ・糞の大きさは4~7mm程度。茶色で両端がとがった形状 |
壁や床の隅に黒い汚れがある
壁や床の隅についた黒い汚れも、ラットサインの一種です。ネズミは視力が弱いため、壁や床の隅などに体をくっつけながら移動します。このとき、ネズミの体についている油や泥などの汚れが壁や床につき、黒っぽい汚れになるのです。
また、ネズミは臆病で警戒心が強いことから、毎回決まった道を通る傾向にあるので、汚れがどんどんひどくなっていきます。
かじられた形跡がある
ネズミは「常生歯(じょうせいし)」といって歯がいつまでも伸び続けるため、歯が伸びすぎないように硬い物をかじって削る習性があります。
家の柱や家具、配線、袋、石けんなどにかじられた形跡があれば、ネズミが棲み着いている可能性が高いでしょう。
ネズミを放置するとどうなる?
ネズミが棲み着いていることが確認できたら、早急に駆除することが大切です。たかがネズミと思って放置すると、健康被害や住宅劣化といったさまざまな被害をもたらすだけでなく、火事などの大きなトラブルに発展するリスクがあります。
たとえばネズミはカサカサと動き回り、あちこちかじるため、放置すると家財が傷んだり騒音に悩まされたりするでしょう。
ネズミが配線をかじって漏電すれば、火事になるかもしれません。移動経路に糞や尿をするので、汚れや悪臭などの被害が出ることもあります。
また、ネズミはサルモネラ菌やレプトスピラ菌など、さまざまな病原菌やウイルスを保有していることが多いため、健康面に何らかの問題が出ることもあるのです。
・サルモネラ菌:食中毒の原因となる菌。腹痛・吐き気・下痢・発熱などの症状を引き起こす・レプトスピラ菌:人獣共通の感染症の原因となる菌。発熱・悪寒といった風邪のような症状や、出血・腎障害を引き起こす
・ハンタウイルス:ハンタウイルス感染症の原因となるウイルス。発熱・頭痛・腎障害などを引き起こす。重症型の場合、死亡するリスクもある
ダニやノミがついていることも多いので、ネズミを放置した結果、ダニやノミに刺されて皮膚炎を起こすケースもあります。
ラットサインに素手で触れたり、ネズミがかじった物を食べたりすると感染リスクが高まります。絶対に素手で触れないようにして、被害に遭ったものは捨てたり消毒したりしましょう。
ネズミの追い出しは専門業者へ依頼しよう
ネズミが棲み着いていることがわかったら急いで駆除する必要がありますが、自力で駆除するよりも業者に依頼するのがおすすめです。
前述のとおりネズミはさまざまな病原菌やウイルス、ダニ、ノミなどを保有しており、駆除の際には、これらに感染しないようにガードする必要があります。
殺鼠剤を使用すれば良いと考える人もいるかもしれませんが、使用後にネズミの死骸や住処、通り道を清掃・消毒しなくてはならないのでリスクは変わりません。壁の裏や天井裏などの見えない場所でネズミが死んでしまい、蛆が湧くおそれもあります。
さらにネズミは繁殖力が高いので自力では駆除しきれず、再発することも多いでしょう。業者に依頼すれば、駆除作業から清掃・消毒までプロに任せられるので安心です。
ネズミの駆除なら、ぜひがいじゅうZEROにご相談ください。害獣駆除専門業者であるがいじゅうZEROなら、豊富な知識と経験を生かしてネズミを徹底駆除できます。駆除後の再発防止やネズミの侵入対策にも対応可能です。
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まとめ
ネズミが自宅に棲み着くと、健康被害や建物の劣化など、さまざまな被害が出るリスクがあります。
ネズミがいる気配がしたら、通気口や隙間、ホコリっぽいところなど、ネズミが好みそうな場所に足跡がないかを確認し、本当にネズミがいるのかを確認してみましょう。糞や尿の跡、黒っぽい汚れ、かじられた跡などのラットサインが見つかることもあります。
ネズミに棲み着かれたことが確認できたら、早急に駆除することが大切です。自力での駆除はうまくいかないことも多く、健康面でもリスクがあるので、業者に依頼するのがおすすめです。