ネズミをマンションで発見!よく出るネズミのタイプと対処方法を解説

「ネズミが出るのは戸建て住宅だけ」と思っている方はいませんか?実はマンションでもネズミが出ることがあります。もし住んでいるマンションでネズミがいる気配を感じたら、どうしたら良いのでしょうか。 ここでは、マンションに出るネズミの種類やネズミがいるかどうかをチェックする方法、ネズミが出たときの対処法などについて解説します。


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ネズミはどうやってマンションに侵入してくる?

ネズミは空気が暖かく、餌が豊富で安心して繁殖できる場所を求めて家に侵入してきます。

つまり、気密性が高く気温が比較的安定していて、餌になる食べ物も多いマンションは、ネズミにとって快適な環境だといえます。特に1階に飲食店が入っているマンションは、ネズミが出やすい傾向があります。

また、近隣で工事が行われていると、工事現場に棲み着いていたネズミが逃げてくることもあります。マンションでネズミの侵入経路になりやすいのは、以下のような場所です。

・エアコンの室外機
・換気扇
・壁の隙間や亀裂
・床下の通気口
・排水管 など

ネズミは500円玉サイズの穴でも通り抜けられるので、「こんなに小さい隙間から?」と驚くような場所から侵入してきます。さらに、網戸をかじったり、トイレの下水管を泳いだりして侵入してくるネズミもいます。

「高層階なら入って来ないのでは」と思う方もいるかもしれません。しかし、運動能力が高く身軽で高所が得意なネズミがいるので、高層階でもネズミが出る可能性があります。

マンションに発生するネズミのタイプ

マンションに発生するネズミは、主に以下の3種類です。

・ドブネズミ
・クマネズミ
・ハツカネズミ

それぞれのネズミの特徴についてみていきましょう。

ドブネズミ

ドブネズミはその名の通り、水回りや排水溝・下水溝などを好むネズミです。飲食店などで見かけることが多いですが、マンションに現れることもあります。

体長は18~26cm程度と、3種類のネズミのなかでは1番大きめです。その分糞も10~20mm程度と大きめで、黒っぽく丸い形をしています。

気が強く獰猛な性格で、泳ぐのは得意ですが高い所は苦手なため、床下などの低い場所に巣を作ります。

クマネズミ

特にマンションに出没しやすいのがクマネズミです。ドブネズミとは反対に、泳ぐのは苦手ですが高い所が得意なので、天井裏やクローゼットの奥などの高い場所に巣を作ります。

体長は14~20cm程度と、3種類のネズミのなかでは中程度の大きさです、糞は6~10mmほどの大きさで細長く、茶色~灰色っぽい色をしています。

ハツカネズミ

ハツカネズミは体長5~10cm程度と、3種類のネズミのなかでもっとも小さいネズミです。1円玉ほどのわずかな穴や隙間からでも侵入してきます。糞も4~7mm程度と小さく、茶色で尖っているのが特徴です。

乾燥に強いため、物置や倉庫などに巣を作る傾向があります。好奇心旺盛で比較的穏やかな性格ですが、繁殖力が非常に高くどんどん増えるため、駆除が難しいといわれています。

ネズミがマンションにいる?4つのチェックポイント

「ネズミがマンションにいるかも?」と思ったときに、どうやって確かめたら良いのでしょうか。ここでは、ネズミがいるかどうかを確認するための、4つのチェックポイントを紹介します。

ネズミの気配を感じたら、室内に糞が落ちていないかを確認してみましょう。ネズミは移動しながら排泄するので、部屋の隅や収納の奥などのネズミの通り道になりやすい場所に糞が落ちている可能性があります。

先述の通り、ネズミの種類によって糞の大きさや形が異なるため、落ちていた糞の特徴を記録しておくと駆除する際に役立つでしょう。

ネズミの糞尿については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ネズミの糞尿の見分け方は?病気のリスクや対処法について解説

ネズミが移動する音

大きいクマネズミが棲み着いていれば、天井裏などからネズミが移動する音が聞こえてくることがあります。

ネズミは夜行性なので、夜になると「トトトト」「パタパタ」と足音が聞こえて騒がしくなったり、断熱材との擦れ音が「かさかさ」と聞こえたりする場合は、ネズミがいる可能性が高いでしょう。何かをかじっている音や鳴き声が聞こえることもあります。

 

かじった跡

ネズミは一生涯伸び続ける歯をもっており、硬い物をかじって歯を削る習性があります。削らずに放置すると、歯が伸びすぎて餌が食べられなくなるからです。

そのため、ネズミに棲みかれると、壁や柱、ガス管、電気コードなどにかじられた跡が残ることがあります。

ラットサイン

ネズミがいるマンションには、「ラットサイン」が残ることもあります。ラットサインとは、ネズミの通り道に残る黒い汚れの跡です。

ネズミは体を擦りつけるようにしながら部屋の隅を移動するので、よく通る場所に体表の汚れや皮脂が付着して跡が残ります。

ネズミがいるかもと思ったら、壁や天井、換気扇、エアコンの導入部など、ネズミの通り道や侵入経路になりやすい場所にラットサインがないかをチェックしてみましょう。

ネズミのラットサインについては、以下の記事で詳しく解説しています。
ネズミの足跡はどんなもの?ラットサインの見つけ方や対処法を解説

ネズミをマンションで見つけた場合の対応方法

マンションでネズミを見つけたり、糞やラットサインが残っていたりした場合、どう対処したら良いのでしょうか。続いては、マンションでネズミを見つけた場合の対応方法について解説します。

管理人や管理会社に連絡する

賃貸マンションにネズミが出た場合は、まず管理人や管理会社に連絡しましょう。マンションは部屋同士が配線や配管でつながっているため、ほかの部屋にもネズミが出没している可能性があります。

この場合、自分が住んでいる部屋だけなくマンション全体をチェックして対応しないと解決できないため、管理人や管理会社に相談する必要があるのです。

壁や柱がかじられているなど、すでに被害が出ている場合は、それも伝えると良いでしょう。ネズミが配線をかじったことが原因で火災が起こるなど、重大なトラブルにつながるおそれがあるため、スピーディーに対応してもらいやすくなります。

分譲マンションの場合は、各居室のトラブルの責任が所有者にあるため、自分で対応するのが基本です。

ただし、共用部からネズミが侵入している場合や、ほかの部屋にも被害が出ていると思われる場合は、管理人や管理会社に報告して今後の対応を相談しましょう。

業者に依頼して駆除を依頼する

マンション全体でネズミ駆除が必要な場合は、業者に依頼するのが基本です。ネズミは繁殖力も学習能力も高く、簡単な対策だけではなかなか駆除しきれません。

さらに、駆除に失敗するとネズミの警戒心が高まって駆除のハードルが上がるため、プロに任せたほうが良いのです。ネズミの駆除を業者に依頼すると、入念な調査を行ったうえで最適な駆除方法を考えてもらえます。

なお、賃貸マンションの場合は管理者側にネズミ駆除の責任があり、費用も管理者側が負担するのが原則です。ただし、ゴミを大量に放置していたなど借主側に過失がある場合は、費用の負担を求められる可能性があります。

分譲マンションの場合は居室の所有者と管理者が相談し、それぞれの責任の範囲を区別したうえで、どこから費用を出すのかを決めるのが一般的です。

ネズミの駆除は「がいじゅうZERO」におまかせください

マンションのネズミ駆除は、「がいじゅZERO」におまかせください。がいじゅうZERO」では、事前調査から駆除作業まで同じスタッフが対応するため、引継ぎミスなどによる駆除の失敗がありません。

駆除後の再発防止対策まで徹底しており、再発リスクが少ないからこそできる、最長10年間の安心保証もついています。

事前調査や見積もりはすべて無料ですので、ネズミの被害にお困りのときは、ぜひお気軽にご相談ください。

まとめ

戸建て住宅に出ると思われがちなネズミですが、マンションでも出ることがあります。もしマンションでネズミを見かけたら、まずは管理人や管理会社に連絡しましょう。

分譲マンションの場合、ネズミの駆除の責任は居室の所有者にありますが、共有スペースから侵入している場合は管理者と相談する必要があります。

マンションは配線や配管で各部屋がつながっていて、ネズミの被害が広がりやすいので、できるだけ早めに対処しましょう。