イタチやテンが嫌がる音とは?超音波の効果や駆除方法・対策について解説

イタチやテンが家に棲み着いてしまうと、夜中の物音や悪臭に悩まされ、落ち着いて過ごせなくなります。そんな悩みを解決するために、イタチやテンが嫌がる音で駆除できないか、気になっている方もいるのではないでしょうか。今回は、イタチやテンが嫌がる音とその効果、音以外の駆除方法について解説します。


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イタチやテンが嫌がる音は20,000Hz以上の超音波

イタチやテンは警戒心が強いため、音や光に非常に反応します。天井や壁を叩いたり、人間の気配を察知したりするだけでも逃げる可能性があります。

なかでも超音波や大きな音が苦手です。

超音波とは、人間が聞き取れる音の周波数よりも高い音を指します。人間の可聴域は20,000Hzまでのため、20,000Hz以上の音が超音波です。イタチやテンの可聴域は16Hzから44,000Hzまでで、超音波を聞き取れます。

イタチやテンにとっては非常にストレスを感じる嫌な音であり、イタチやテンを追い出すのに効果的です。超音波は害獣などを駆除する無料のアプリを使って流せます。

超音波装置を使用するのもおすすめです。イタチのみに対応しているのではなく、基本的に動物全般に対応した物が販売されています。超音波以外に強い光を発して駆除効果を高めている物もあります。

イタチやテンが嫌がる音は人体に影響はない?

超音波は人間の可聴域よりも高い周波数の音であるため、ほとんどの人には聞こえません。

超音波はあまり馴染みがないと思われがちですが、実は日常のあらゆるシーンで使われています。

身近な例をあげると、人間ドックや妊娠の際に行われるエコー検査や、メガネや腕時計、入れ歯の洗浄機などで使用されています。人体に悪影響を及ぼす心配はありません。車と障害物の距離を検知するソナーや古代遺物の調査などにも活用されています。

しかし、子どもや20代以下の方は可聴域が広く、超音波が聞き取れる場合もあります。可聴域は年を取るごとに狭くなり、30代以降は聞こえない方がほとんどです。

ペットを飼っている方も注意が必要です。動物ごとに可聴域は異なり、犬は50,000Hzまで、猫は65,000Hzまで聞こえるとされています。超音波がペットにストレスを与える可能性があるため、超音波の使用は慎重に検討しましょう。

イタチやテンの嫌がる音で駆除効果はない?

イタチやテンは超音波を嫌がるものの、追い出したとしても駆除まではできません。なぜ超音波は駆除に効果がないのか、詳しく解説します。

イタチやテンは帰巣本能が強い

帰巣本能とは、自分の巣や巣穴に戻ろうとする動物の本能のことです。繁殖性や生存確率と強く関連しており、数千キロ離れた場所からでも自分の生まれた場所へ戻れる動物もいます。

イタチやテンは帰巣本能の強い動物です。超音波などの嫌な音で一時的に逃げることはあっても、時間が経って再び戻ってくることは珍しくありません。

音に慣れてしまうことがある

超音波はあくまでイタチやテンの嫌な音であって、命を脅かすものではありません。

最初は驚いて逃げるかもしれませんが、徐々に慣れてしまう可能性があります。音に危険がないとわかれば、超音波で追い出すことは難しくなるでしょう。実際に、イタチが超音波に慣れてしまい、まったく逃げなくなったケースもあります。

イタチやテンが嫌がる音で駆除できない場合はどうする?

超音波などのイタチやテンが嫌がる音で駆除できないとなると、どうすれば良いのでしょうか。

前提として、イタチやテンは鳥獣保護管理法によって保護されており、無許可での捕獲や殺傷は禁止されています。規定に違反すると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科される可能性があるため注意しましょう。

なおイタチのメスは狩猟鳥獣の対象ではないため、そもそも捕獲が禁止されています。

超音波以外に自力でイタチやテンを駆除する場合、ニオイや音、光を使っての追い出し方法があげられます。

嫌がるニオイで追い出す

イタチやテンが嫌がるニオイや成分を発する物を利用して、家から追い出す方法です。具体的には、漂白剤(カルキ)やお酢、木酢液、くん製、忌避剤などが効果的です。

一般的に自宅に置いてあるような漂白剤やお酢であれば、新聞紙や床に染み込ませるなどして自作できます。しかしニオイが薄れるのが早いため、こまめに交換するようにしましょう。

市販で売られている忌避剤には固形タイプやジェルタイプ、スプレータイプなどがあります。インターネットやホームセンターなどで購入できます。イタチの逃げ道を塞がないよう、侵入口から遠い場所に設置すると良いでしょう。

ただし、忌避剤が必ず効くとは限りません。まったく効果が見られない場合もあります。

侵入口を塞ぐ

前の項目で説明した通り、イタチやテンは帰巣本能が強く、一度追い出したとしても戻ってくる可能性があります。ニオイや音で追い出したあとは、侵入口を見つけて塞がなければいけません。

イタチが侵入しやすい場所は、具体的に下記があげられます。

・雨樋
・室外機近くの壁穴
・排水パイプ
・通気口
・換気扇
・エアコン導入部
・床下

侵入口はパンチングメタルや金網を使ってしっかりと封鎖しましょう。3㎝くらいの穴であれば、イタチは穴をあけて突破できます。金網は2㎝以下の物を使用しましょう。

しかし、イタチは上記の通りほんの少しの隙間から侵入できます。家にあるすべての侵入口を見つけて塞ぐことは、一般人には非常に困難です。

イタチを寄せ付けない方法を詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
イタチを寄せ付けない方法5選!イタチの嫌がるものや放置するリスク

イタチやテンが棲み着いていたら早めに駆除しよう

イタチやテンが家に棲みつくと、さまざまな被害をもたらします。

イタチやテンは肉食で、ネズミを食べるために家へ侵入します。イタチ自体が独特なニオイを放っているほか、イタチが食べたあとのネズミやモグラなどの死骸のニオイも強烈です。屋根裏の換気が十分でない場合、生活空間も臭くなります。

イタチなどが屋根裏に侵入した場合、フンや尿を同じ場所にするため長期間放っておくと天井が腐敗する可能性もあります。雨漏りの原因となるだけでなく、病害虫が出る危険性もあるため注意が必要です。最悪の場合、リフォームを余儀なくされるかもしれません。

夜行性のため、夜中にイタチが走る足音やネズミを追いかける音が聞こえて睡眠妨害となるおそれもあります。

被害が広がるにつれて駆除の難易度が難しくなります。もし家にイタチやテンが棲みついてしまったら、なるべく早めに駆除するようにしましょう。

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まとめ

イタチやテンは超音波で家から追い出せます。しかし、一度追い出せたとしても、再び戻ってくる可能性があるため、侵入口を必ず塞ぐようにしましょう。超音波以外に、イタチの嫌がるニオイや光などでも駆除できます。

イタチやテンが棲みつくと、騒音やニオイ、天井の腐敗などの被害が発生する可能性があります。被害が広がってしまうと一般人では対処が難しくなるほか、駆除費用も高くなります。なるべく早めに専門業者に任せて、イタチをしっかりと駆除しましょう。