ハクビシンがいたらどうする?見つけたときに行うべき対処法を解説

家の近くでハクビシンを見つけてしまった場合には、どうすれば良いのかわからず困ってしまう方も多いでしょう。頻繁に見かけるようであれば、家のどこかに巣をつくっている可能性もあります。 まだ巣をつくるには至っていない場合でも、今のうちから対策を講じておき、不安を払拭しておきたいところです。そのためには、ハクビシンがどんな動物なのか把握しておく必要があります。 今回はハクビシンの特徴や生態などについて触れながら、家に棲み着かれないようにするための方法について解説します。


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ハクビシンがいたらどうするべきか?

ハクビシンは白くまっすぐな鼻筋が特徴で、スラリとした柔らかい体躯を持つネコ科の動物です。胴の長さは60cm強で、40cm程度の長い尻尾があります。一見するとアライグマと似ていますが、顔の模様や尻尾などで見分けられます。

ハクビシンは夜行性なのが特徴で、昼間はあまり姿を現しません。人間を強く警戒しており、昼間にハクビシンを見かけたとしても近づこうとすると逃げ出すことが多いです。果実・虫・小動物などさまざまなものを食べて生活しており、餌を求めて家に侵入してきます。

家に侵入したハクビシンが棲み着く場所は主に屋根裏です。屋根裏の物置などの決まった場所に糞尿を排出し、次第に溜まっていきます。

糞尿の影響で建材がダメージを受けてしまい、気づいたころにはひどく劣化が進んでいることも珍しくありません。事態の収拾に多大なコストがかかってしまいます。被害を最小限に抑えるため、ハクビシンが身近にいたら次のような対処法を実践しましょう。

自分で追い払う

ハクビシンを自分で追い払ってみましょう。うまく追い払えれば、家の周りに近づけないようにできます。

ハクビシンを追い払う方法としては、ハクビシンが嫌がるニオイを利用するのが効果的です。例えば、木酢液やハッカ油などのニオイはハクビシンが嫌っています。木酢液のスプレーなら、ホームセンターで購入できるため、一度試してみると良いでしょう。

ハクビシンは、一箇所に定住する性質を持ち合わせています。一度棲み着かれてしまうと、追い出すのが大変になるため、棲み着かれないようにすることが大切です。

また、ペットを飼っている場合には、木酢液やハッカ油のニオイがペットにも影響が出てしまう可能性があるため慎重に行いましょう。

専門業者に依頼する

自分でハクビシンを追い払おうとしても、なかなかうまくいかないこともあるでしょう。ハクビシンが去っても、後からまた戻ってきてしまうこともよくあります。確実に駆除したいのであれば、専門業者に依頼するのがおすすめです。

ハクビシンの駆除には申請が必要ですが、簡単に通るわけではありません。通る場合でも時間を要するのが実情です。手続き中に被害が拡大してしまうこともあるでしょう。その点、専門業者に依頼すれば必要な手続きを代行してもらえます。駆除した後の再発防止策も依頼できます。

また、健康面でのリスクを減らせるのもメリットです。ハクビシンの駆除を素人でするのは非常に大変ですが、業者に任せることでスピーディーに駆除できます。

ハクビシンがいたときにしてはいけないこと

ハクビシンを見かけたときに、次のようなことをしてはいけません。被害拡大の原因になったり、罰則の適用を受けたりする可能性があります。

触ったり餌をあげたりしない

ハクビシンは一見すると可愛らしい顔をしています。まだ被害が出ていない場合には、つい餌を与えてしまいたくなるかもしれません。

しかし、ハクビシンに餌を与えると、食べ物の味を覚えてしまいます。人がいる環境に慣れてしまい、繁殖をうながすことにもつながりかねません。現在目立った被害がなくても、近いうちに被害が出てしまう可能性があるため、餌を与えるのは避けましょう。

また、ハクビシンに触るのも危険です。ハクビシンの体には雑菌・ノミ・ダニ・寄生虫などが付着しています。ハクビシンに触れると、雑菌が手に付着し感染症にかかってしまう可能性があります。

ハクビシンは人間を警戒しているため、噛まれてしまう可能性がある点にも注意が必要です。もし噛まれてしまうと、感染症のリスクがより高くなります。

許可なく捕獲や駆除をしない

罠を仕掛けてハクビシンを捕獲したり、駆除したりしようと考える方もいるかもしれません。しかし、ハクビシンは鳥獣保護法で保護されている動物です。一般の方がハクビシンを駆除することは禁止されています。

もし、無許可でハクビシンを捕獲したり殺したりしてしまうと、罰則が適用されてしまうおそれがあるため注意しましょう。罰則の具体的な内容は1年以下の懲役または100万円以下の罰金です。

ハクビシンを家に棲み着かせないための対策

ハクビシンが家に棲み着かないようにするためには、次のような対策を講じておく必要があります。

浸入経路を塞ぐ

外から家の中へハクビシンが侵入できそうな隙間があればすべて塞ぎましょう。ハクビシンの体は細くて柔軟です。わずかな隙間からでも侵入できてしまうため、隙間がないかどうか入念に探す必要があります。

例えば、通気口や換気口などから家の中に侵入するケースが多いです。壁にできている小さな穴や軒下からも侵入されてしまいます。増築したことがある家の場合には、古いところと新しいところの接合部分もチェックしておきましょう。

隙間や穴を発見して塞ぐときには目の細かい金網を使用するのがおすすめです。金網でも目が粗いと、すり抜けて侵入される可能性があるため注意しましょう。

餌になるものを放置しない

ハクビシンは餌を得る目的で家の中に侵入してきます。そのため、ハクビシンの餌になりえるものは極力放置しないようにしましょう。特に注意が必要なのは野菜や果物の皮、食べ残しなどの生ゴミです。生ゴミはハクビシンにとって魅力的な餌となります。

ゴミの日まではどうしても家に置いておくことになりますが、ゴミ袋の口が開いているとニオイが漏れてしまいます。ニオイにつられてハクビシンが侵入してくるため、ゴミ袋の口をしっかりと縛っておきましょう。

ペットを飼っている家の場合には、ペットフードの管理も重要です。ハクビシンはドッグフードやキャットフードなども食べることがあります。特に夜間はできるだけ出しっぱなしにするのは避けましょう。

忌避剤を使う

家の周りや軒下などにハクビシンが嫌がるニオイを放つものを置いておきましょう。ハクビシンが近寄りにくくなります。

例えば、ニンニク・トウガラシ・木酢液・オオカミの尿・石油などのニオイは、ハクビシンが苦手です。ニンニクやトウガラシなら簡単に用意できるため試してみると良いでしょう。

また、木酢液やオオカミの尿などを含む忌避剤が市販されています。ハクビシンの侵入口になりそうなところへ設置しておきましょう。

ただし、忌避剤は慣れてくるとまったく効かなくなってしまう可能性もあるため、過度に期待せずに使用することが大切です。とりあえず試してみるくらいの感覚で使用するのが良いでしょう。

ハクビシンを駆除するならがいじゅうZEROにおまかせください!

すでにハクビシンが家に侵入している形跡が見られるのであれば、専門業者に依頼して駆除してもらいましょう。

がいじゅうZEROなら、作業前に調査を行って状況確認をしてから駆除作業を実施しています。そして、調査と駆除を同じスタッフが担当するため、しっかりと駆除できるのが強みです。

自社でご相談から調査見積もり、駆除作業までをワンストップで対応しているため、スピーディーに駆除することが可能です。

ハクビシンによる被害にお悩みの方は、ぜひがいじゅうZEROにご相談ください。

まとめ

ハクビシンは餌を求めて家に侵入してきます。ハクビシンを家の周りでみかけたら、侵入経路を塞ぎ、餌になるようなものは置きっぱなしにしないようにしておきましょう。

また、ハクビシンは鳥獣保護法で保護されているため、一般の方が駆除することはできません。すでに家に棲み着かれて収拾がつかない状態の場合には、専門業者に相談しましょう。