目次
ネズミがいるとどんなニオイがする?

最初に、ネズミが家に棲み着いている場合に発生するニオイについて詳しく紹介していきます。
死骸のニオイ
家の中にネズミが侵入している場合には、天井や壁にシミができていたり糞が発見されたりするはずです。嫌なニオイはするのに、シミや糞などの形跡がなければ、家の中に侵入したネズミが死んでいるのかもしれません。死骸から異臭が放たれている可能性があります。
ネズミの死骸から放たれるニオイは強烈です。ネズミが侵入していることに気づいていなかった場合でも、死骸のニオイで気づくこともよくあります。死んでから時間が経過すれば、ウジ虫が湧いてくるため臭いだけでなく非常に不衛生です。
また、家に侵入する可能性のある動物はネズミだけではありません。ネズミだと思っていたら別の動物だったというケースもよくあります。
尿のニオイ
尿をするときに立ち止まる動物もいますが、ネズミは特に立ち止まることはなく移動しながら尿をするのが特徴です。そのため、ネズミが歩いたところに尿がばらまかれ、嫌なニオイも広範囲にわたって漂うこともあります。
トイレのような刺激臭がする場合には、シミが残っている可能性もあるため、壁や天井などをよく見て確認してみましょう。1箇所だけにとどまらず複数箇所にわたっていることもあります。
糞のニオイ
ネズミの糞も尿を同じように刺激臭がします。黒っぽくて小さいかたまりが落ちているようであれば、ネズミの糞の可能性があります。
ネズミは尿をするときには場所を選ばずどこにでもしますが、糞をするときには、毎回同じ場所にするのが特徴です。そのため、ネズミが糞をする場所に選んだところには、どんどん糞が溜まっていきます。
糞の量が少ないうちは、ニオイもそれほど強いものではありません。しかし、糞が溜まってくると、ニオイも強くなってきます。嫌なニオイがして、ネズミがいるのではないかと疑うくらいであれば、すでにかなりの量の糞が溜まっているかもしれません。
死骸が原因である場合の対処法

嫌なニオイの原因がネズミの死骸だと判明した場合、放置すれば腐敗が進んでウジ虫が湧くなど、さらに事態が悪化してしまいます。発見したらすみやかに処分することが大切です。
処分の際には感染リスクを防ぐための正しい手順を守りましょう。
死骸を直接触らない
ネズミの死骸を発見しても、素手で触れてはいけません。ネズミは生きているときから無数の病原菌・ダニ・ノミが体に住み着いており、死骸になっても病原菌が残り続けます。むしろ死後は病原菌がさらに増殖している可能性もあります。
素手でネズミの死骸に触れると、以下のような感染症にかかるリスクがあります。
・サルモネラ症
ネズミの糞尿に含まれるサルモネラ菌への接触・摂取により感染し、腹痛・下痢・嘔吐などの症状が出る。小さな子どもや高齢者は重症化しやすい。
・レプトスピラ症
発熱・筋肉痛・目の充血・下痢・嘔吐・頭痛などの症状が現れる。重症化すると腎機能障害を起こすこともある。
・ハンタウイルス感染症
発熱・頭痛・腹痛・嘔吐などの症状が現れ、重症化すると腎不全を起こし死亡するリスクもある。死骸に直接触れなくても空気感染する場合がある。
・E型肝炎
黄疸(皮膚や目が黄色くなる)・発熱・食欲低下・腹痛などの症状が出る。
・ペスト
クマネズミに寄生するノミが媒介する。高熱・めまい・虚脱感などの症状が現れる。
・ツツガムシ病
ダニ(ツツガムシ)を媒介して感染する。
また、死骸の周辺にはダニやノミが散らばっており、これらに刺されることで皮膚炎やアレルギーを引き起こすこともあります。死骸そのものだけでなく、周囲の床や壁にも素手で触れないよう注意が必要です。
処理の際は必ず使い捨てのゴム手袋とマスクを着用しましょう。
新聞紙とビニール袋に包んで処分する
ネズミの死骸を処分する際は、まず死骸とその周辺に殺虫剤を散布してダニやノミの拡散を防ぎます。
その後、手袋をつけた状態で死骸を周囲のゴミや粘着シートごと新聞紙でしっかりくるみ、さらにビニール袋(ポリ袋)に入れて口を固く縛って密閉しましょう。密閉が不十分だと、病原菌やダニ・ノミがゴミ袋の外へ拡散するおそれがあります。
大半の自治体では燃えるゴミとして処分できますが、自治体によってルールが異なる場合があるため、事前に確認することをおすすめします。
処理が完了したら、作業に使用した手袋・マスク・新聞紙などはすべてまとめてビニール袋に入れ、密封してからすみやかに廃棄してください。これらは再利用してはいけません。再利用すると、付着した病原菌による感染リスクが高まります。
最後に石鹸と流水で手をしっかり洗い、死骸があった場所と周辺をアルコール消毒液で拭き取って除菌しておきましょう。
糞尿が原因である場合の対処法
ネズミの糞尿には大量の病原菌が含まれています。処理のやり方によっては、感染症にかかってしまう可能性があるため非常に危険です。処理作業をする際には、直接触ったり吸い込んだりしてしまわないように、ゴム手袋やマスクを必ず着用しておきましょう。
ネズミの尿の色は褐色で、見た目は人間の尿とそう大きく変わりませんが、蛍光物質が含まれているのが特徴です。周りを暗くしてブラックライトを当ててみると、どこに尿をされたのかよく分かります。
ネズミに尿をされた箇所が分かったら、固く絞った雑巾で拭きましょう。それから、できるだけ殺菌力の強い消毒液を噴射して、乾いた雑巾で拭くと病原菌も除去できます。
ネズミの糞がある場合には、ティッシュペーパーを数枚程度重ねたものを使用して取り除きましょう。それから雑巾で水拭きをして消毒をします。糞があった場所だけでなく、周辺部分まで消毒する範囲を広げると安心です。
ネズミの糞は種類によって大きさや形が異なるため、どの種類のネズミが侵入しているかを判断する手がかりになります。以下にネズミの種類別の糞の特徴をまとめました。
| ネズミの種類 | 大きさ | 形の特徴 |
| クマネズミ | 1cm前後 | 細長い |
| ドブネズミ | 1cm以上 | 丸い、太目 |
| ハツカネズミ | 5mm前後 | 小さい、先がとがっている |
これらの糞はいわゆる「ラットサイン」とも呼ばれ、ネズミが出没している証拠です。糞を発見した場所には高確率でネズミが頻繁に通っているため、早急に対処する必要があります。
糞尿を取り除いた後は、アルコール消毒液を使って該当箇所とその周辺をしっかりと除菌・消臭してください。ネズミの尿にはフェロモンが含まれており、消毒が不十分だと他のネズミを引き寄せる原因にもなります。
ネズミ駆除は「がいじゅうZERO」に依頼しよう

ネズミは繁殖のスピードが速い動物です。ネズミが棲み着いているのを放置すると、あっという間に増えてしまう可能性があります。
ネズミのニオイと思われる刺激臭がする場合には、すでに何十匹もいるかもしれません。大量のネズミを一般の人が自分で駆除するのは難しいため、専門業者にネズミの駆除を依頼するのがおすすめです。
また、ネズミの死骸を発見した場合にも、自分で対応するよりも専門業者に依頼した方が安心でしょう。
「がいじゅうZERO」では、害獣駆除に関する相談や見積もりを無料で行っています。ネズミのニオイがひどいときや、ネズミの死骸を発見したときなどにもすぐに対応させていただきます。
さらに、最長10年の保証も付いているため、今後再びネズミが現れても安心です。
ネズミが家に棲み着いていて困っている方は、ぜひ「がいじゅうZERO」にお問い合わせください。
【番外編】自分でできるネズミの侵入対策をしておくのもアリ
ネズミが家に侵入しないようにするため、ニオイ・超音波・物理的な侵入口の封鎖といった手段を組み合わせて対策しておくことが大切です。ネズミが嫌うニオイで寄せ付けないようにしつつ、万が一のために侵入口を確実に塞いでおくことで、再発リスクを大幅に下げることができます。
ニオイで対策
ネズミが家に侵入しないようにするため、ネズミが嫌うニオイで対策をしておきましょう。ネズミは次のようなニオイを嫌います。
・ハーブ系のニオイ
・ワサビのニオイ
・唐辛子のニオイ
ミントやハッカなどのハーブ系の植物には、清涼感のあるメントール成分が含まれているのが特徴です。ネズミに対して忌避効果があり、ネズミを寄り付かせないようにするのに役立ちます。
ミントやハッカは芳香剤にもよく使われているため、部屋やキッチンに置いておくと良いでしょう。
ワサビの刺激臭はネズミが苦手としているものです。ワサビを使えばネズミの侵入対策ができます。
唐辛子にはカプサイシンという辛味成分が含まれており、ネズミの忌避剤として使用可能です。ネズミが通ると思われる箇所や、柱の付近などに仕掛けておくと良いでしょう。
超音波で対策
ネズミは人間には聞こえない高い周波数の音を聞き取ることができます。この特性を利用した「超音波器(超音波発生装置)」をホームセンターなどで購入し、ネズミが出没しやすい場所に設置することで、ネズミが嫌がって逃げていく効果が期待できます。
ただし、超音波による対策にはいくつかの注意点があります。ネズミは学習能力が高い動物であるため、超音波の音に慣れてしまうと効果が薄れていくことがあります。
また、超音波は壁や障害物によって弱まるため、屋根裏や床下などの広い空間で効果を発揮させるには複数台の設置が必要になる場合もあります。
さらに、超音波はネズミだけでなく、人間やペット(特に犬・ウサギ・ハムスターなど)にも不快感やストレスを与える可能性があります。設置する際はペットの種類を考慮したうえで、体調の変化に注意しながら使用してください。超音波器は単独で使うよりも、後述の侵入口封鎖やニオイ対策と組み合わせることで、より高い効果が期待できます。
侵入口を塞いで対策
ネズミはわずか1.5cm程度のすき間があれば侵入できてしまいます。ニオイや超音波でいったん追い出せても、侵入口を塞がない限り再び戻ってきてしまいます。
根本的な再侵入防止のためには、ネズミが入り込める穴やすき間を物理的に塞ぐことが最も重要な対策です。
まず、侵入口になりやすい場所を確認しましょう。家の中では換気扇・エアコンの導入口・排水管まわりのすき間・ブレーカー周囲・押入れの天板などがあげられます。
家の外からは、ひさし下のすき間・窓のすき間・床下の通風口・基礎のひび割れ・室外機まわりなどが侵入されやすい箇所であるため、注意深く確認しましょう。
侵入口を特定したら、穴の大きさや場所に合わせて以下のような素材で塞ぎます。
・小さなすき間・細いすき間:金網やスチールたわしを丸めて詰め込む
・大きな穴:パンチングメタル(小さな穴の開いた金属板)を貼り付ける
・配管・配線まわり:防そパテ(カプサイシン配合のものが効果的)を充填する
侵入口を塞ぐ際は、残っているネズミが閉じ込められないよう、必ず「室内側の穴→屋外側の穴」の順番で塞いでいきましょう。
まとめ
家の中でネズミらしき嫌なニオイがする場合には、ネズミの死骸か糞尿の可能性が高いです。ネズミの死骸は強烈なニオイを放ち、糞尿にも刺激臭があります。
いずれも放置しておくと非常に不衛生なため、早めに片付けて消毒しておくのが望ましいです。ただし、危険度の高い病原菌を多く含んでいるため、十分に注意しなければなりません。ネズミが家の中に棲み着いている可能性が高く、駆除も必要です。
ニオイや超音波対策など自分でできる対策も紹介しましたが、自分で処理や駆除をするのが難しい場合には、無理をせずに専門業者に依頼するようにしましょう。


