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ネズミがいるか確かめる方法は?4つのラットサイン
家にネズミがいることを示す痕跡を『ラットサイン』と呼びます。ここでは、代表的な4つのラットサインを紹介します。
黒っぽい汚れがある
ネズミは、移動経路に壁際や狭い隙間を好みます。このとき、床や壁などに体表に着いた汚れや油が黒く付着するのです。
1回通ったくらいだと、うっすらと灰色になっている程度であまり目立ちません。しかし、ネズミは同じ道を何度も通る習性があるため、汚れが繰り返し擦り付けられ、次第に大きく目立つ汚れになっていきます。そのため、黒っぽい汚れがある場所は、ネズミが何度も通っている移動経路である可能性が高いといえます。
何かをかじった跡がある
ネズミは延々と伸び続ける前歯を持っていますが、長く伸びすぎると餌を食べられなくなるため、常に硬いものをかじって前歯を削る習性があります。
住宅のなかでは、柱・壁・家具・配線・コードなどをかじる場合が多く、もしもこれらの箇所に痕跡があれば、ネズミが棲み着いている可能性は高いといえるでしょう。
糞尿の形跡がある
ネズミは移動しながら糞や尿を出します。埋めたり隠したりすることもないため、ネズミの通り道には糞尿の痕跡が残ります。
ネズミの糞の大きさは1cm前後で黒く粒状の形をしています。ネズミは同じ経路で移動することが多いため、もしも壁際や隙間で似た汚れがいつも見つかるのであれば、棲み着いているサインといえるでしょう。
ネズミの糞には病原菌などが含まれている可能性があるため、掃除の際には素手で触らないよう注意しましょう。
足音や木材をかじる音がする
室内で、どこからともなく小さな足音や木材をかじる音などが聞こえてくる場合には、ネズミが棲み着いている可能性が高いです。
ただ、小さな隙間や天井裏などに隠れている場合が多く、素人が探しただけでは姿を見つけるのは困難です。
ネズミの侵入口になりやすい場所をチェック
このように、ネズミが棲み着くと移動経路に多くのラットサインが残ります。ネズミの存在が疑われる場合には、侵入口や動線になりやすい場所のラットサインの有無をチェックしましょう。
ラットサインは、比較的目につきやすいところでは、壁・床の隅・柱などで見つかります。特に木材でできている箇所は、前歯を削るためのかじり跡が残っているケースが多くみられます。
また、天井裏・配管・換気扇などもチェックしてみましょう。特に天井裏は、意識して点検しなければ普段の生活で目にする機会が少ない箇所です。
ネズミは非常に小さな穴からでも侵入できるため、隙間や穴のある場所は侵入口となっている可能性が高いです。古い家だと、経年劣化によって建材と建材の間に隙間が生じているケースもあり、注意が必要です。
ネズミが家に出る原因
ネズミが確認できた場合、駆除とともに発生原因を取り除き、再発防止をしなければ被害は収まりません。ここでは、ネズミが家に侵入・繁殖する主な原因を紹介します。
侵入口となる隙間や穴が多い
侵入口には、配管・通気口・換気扇などの一般的な住宅設備が挙げられます。注意したいのは、住宅の経年劣化によって生じる壁・屋根・建具などの隙間や穴です。
これらが目立たない場所に生じると、住人が気づき辛い状況でネズミが侵入しやすい環境になり、結果として被害が拡大してしまうおそれがあるのです。
ネズミの種類によっては1.5cm程度の隙間から潜り込めるため、素人では見落としてしまう思わぬ箇所が侵入口となっている場合があります。
エサが豊富にある
ネズミが好むエサが豊富にある家は、棲み着かれてしまう危険性が高いです。ネズミは小型である一方で消費カロリーが非常に多いため、多くのエサを必要とします。食べカスのほか、扉のない食品庫・フタのないゴミ箱などから簡単にエサを得られると学習し、棲み着かれてしまうのです。
ネズミの好むエサは、以下のとおりです。
・ハツカネズミ
植物の葉・種子
・クマネズミ
米・イモ類・果物
・ドブネズミ
肉・魚介類
巣材が大量にある
巣材が多い家は、ネズミにとって快適な環境を整えやすいため、棲み着かれる危険性が高まります。
ネズミは寒さに弱いため、ダンボール・新聞紙・雑誌・トイレットペーパー・布切れなどの保温効果が高い素材が狙われます。これらを大量に置いているとネズミの侵入を誘発してしまうため、定期的に廃棄しましょう。
ネズミが出やすいスポット周辺に住んでいる
ネズミが発生しやすいのは、高温多湿で食べ物が多くある場所です。自宅がそのような環境でなくても、近くに飲食店や食品工場などがあると、ネズミが出てしまう可能性があります。
また、近所で工事をしている場合も要注意です。もともと棲み着いていた場所を追われ、付近の家を新しい住処にしようとして侵入することも多いです。
ネズミを放置するリスク
ネズミが家に侵入しているのに放置することで生じるリスクは数多くありますが、食品が荒らされたり、建具をかじる習性や糞尿により家が傷んだりするのは代表的な被害です。
ネズミは多くの病原菌や寄生虫を保有しており、家族やペットが直接噛まれたときはもちろん、荒らされた食品を食べたり、ネズミの糞尿を掃除する際にも感染症にかかったりする危険があるのです。
また、電気ケーブルをかじられて漏電し、最悪のケースでは火事に発展してしまう可能性もあります。
ネズミを食料とするイタチが侵入するケースでは、被害が拡大し、より深刻な事態に陥ります。
ネズミが家にいる可能性がある場合の対処法
ラットサインがあり、ネズミが家にいる可能性が疑われる場合には、どのように対処すれば良いのかみていきましょう。
粘着シートを設置する
粘着シートはネズミを捕獲するための道具です。ラットサインが見つかった場所の近くに設置しておくと、ネズミが掛かる可能性があります。
粘着シートの粘着力は非常に強力なため、掛かったネズミは動くことができません。そのため、ネズミに直接触れることなく衛生的に、粘着シートごと駆除できます。
捕獲用の罠を設置する
ネズミ駆除用の捕獲罠には、ばね式やかご式などがあり、ホームセンターやネット通販などで販売されています。餌を取り付けて仕掛けておき、ネズミが餌に釣られて飛びつくと捕獲できるという仕組みです。ばね式ならネズミが動けなくなり、かご式なら出入口が閉まります。
ネズミの種類によって餌の好みが異なるため、罠にかからない場合には餌を変えてみましょう。
毒餌を設置する
ネズミに効果のある毒を含んだ餌を設置する方法もあります。殺鼠剤と呼ばれていますが、ものによって毒の強さが異なります。毒の強い殺鼠剤は即効性がありますが、ネズミに警戒されやすいのがデメリットです。
毒の弱い殺鼠剤ならネズミが警戒せずに食べることが多いですが、すぐに駆除することはできません。数日程度は継続的に食べさせる必要があります。
また、子どもやペットがいる家庭では、誤って飲み込んだり食べたりしてしまわないように注意が必要です。設置している場所には入らせないようにしておくのが安全でしょう。
ネズミを侵入させないための予防策
ネズミが侵入できないようにしておくことで、今後のネズミ被害を予防できます。では、どのような侵入対策が効果的なのかみていきましょう。
侵入されそうな箇所を塞ぐ
ネズミは1.5cm程度の隙間があれば侵入できます。配管があるところや建材と建材の境目などを一通り見渡してみましょう。1.5cm程度の隙間ならいくつも見つかる可能性があります。例えば、押し入れの中の天井板や床下の通気口などは要注意です。
隙間が見つかったら、金網やセメントなどで塞いでおく必要があります。金網を使用する際には、できるだけ目の細かいものを選びましょう。目が粗いと侵入されてしまう可能性があります。
ネズミが好む環境を作らない
ネズミは餌になる物が豊富に手に入る場所に棲み着きます。そのため、キッチンに食材や食べ残しなどをそのまま放置しておくのは避けましょう。ネズミから餌が豊富で居心地の良い環境と認識されてしまいます。
食材を保管する際には冷蔵庫や密閉できる容器などに入れておくことが大切です。食べ残しも放置しないようにしましょう。餌が手に入らない環境なら、ネズミにとって魅力が薄れるため、侵入してこなくなります。
ネズミ駆除業者をお探しなら「がいじゅうZERO」
家にネズミが棲み着いていると疑われる場合には、自分で対処するよりも、専門業者に駆除を依頼するのがおすすめです。ラットサインが確認されているのであれば、すでに多くのネズミが棲み着いている可能性があります。
繁殖力の強いネズミはどんどん増えていき、比例して被害も拡大していくため、早めの対処が重要です。
がいじゅうZEROなら、365日24時間いつでも相談を受け付けています。対応がスピーディーで、最短で即日の対応も可能です。
ネズミの糞尿被害がある場合は、駆除作業に加えて消毒や消臭もお任せください。
相談や見積もりは無料ですので、ネズミの被害に困っている方は、ぜひお気軽にがいじゅうZEROにお問い合わせください。
まとめ
家にネズミがいるか確かめる際には、まずはラットサインがないかチェックしてみましょう。家にネズミがいる可能性が高い場合には、侵入口をふさいで食べ物や巣材などを放置しないようにすることが大切です。
また、すでに侵入して棲み着いているネズミの駆除は、そう簡単にはできません。専門業者に駆除と再発防止を依頼しましょう。