イタチを駆除するには?生態や主な被害、注意点も解説

イタチは、1回の出産で複数匹の子を産むため、大量発生して被害が深刻になることもある害獣です。特に、糞尿被害は深刻で、強烈な臭いとともに健康被害をもたらすこともあります。 今回は、そんなイタチを駆除する方法をはじめ、駆除の注意点や予防策までを紹介します。イタチ被害に悩まされている方は、ぜひ参考にしてください。


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イタチの生態とは

イタチは日本全国の低山や平野に生息する身近な動物です。日本では「二ホンイタチ」と「チョウセンイタチ」が主に生息していますが、大きさや毛色がやや異なるものの、生態に大きな違いはありません。基本的に夜行性であり、周囲が暗くなると活発に行動し始めます。

雑食性で何でも食べますが、特に肉類を好むことから主にネズミなどのげっ歯類やトカゲ、カエル、昆虫などを捕食します。

ウサギやニワトリなど、自分より大きな動物を襲うことも少なくありません。さらに民家に侵入して生ゴミを漁ったり、ペットを襲ったりするケースもあります。

また、つぶらな瞳と長い尻尾をもつ可愛らしい姿をしていますが、性格は非常に凶暴です。可愛いからといって不用意に近づくと、引っ掻く、噛みつくなどの攻撃を受けるおそれがあります。

イタチによってもたらされる被害

イタチが棲み着いたときに、「駆除するのはかわいそう」と感じる方もいるかもしれません。しかし、イタチはさまざまな被害をもたらすため、早い段階で駆除することが大切です。どのような被害が出る可能性があるのか、具体的に詳しく解説します。

食害

イタチは肉類を好みますが、野菜や果物、生ゴミなども食べる雑食性です。そのため、イタチが棲み着くと下記のような食害が発生する場合があります。

・庭木の果樹や畑の作物などが食べられてしまう
・屋内に侵入されキッチンにある食品やゴミが漁られる
・保管していたペットの餌を食い荒らされる など

さらにペットや家畜が襲われて怪我をしたり、食べられてしまったりすることもあるので注意が必要です。

騒音の被害

イタチは夜行性なので、夜になると屋根裏や壁の中を走り回ります。さらに甲高い声で鳴くため、自宅にイタチが棲み着くと騒音被害に悩むことになるでしょう。

1~2日なら我慢できるかもしれませんが、毎日夜中に音を立てられるとかなりのストレスを感じる方もいます。寝不足が続き、体調面にも問題が出てくるかもしれません。

衛生被害

イタチのフンや尿による衛生面の被害にも注意が必要です。イタチには「溜めフン」といって、同じ場所に排泄をする習性があるため、屋根裏や壁の中などが大量のフンや尿に汚染されると強烈な悪臭が放たれます。

また、イタチが食べ残したネズミやモグラなどの死骸が放置されると、腐敗して虫が湧いたり悪臭を放ったりしかねません。

家屋への被害

イタチが棲み着くと、家屋が甚大な被害を受ける可能性もあります。イタチが断熱材を破壊して巣を作ることがあるためです。

また、溜めフンによって天井にシミができたり、建材が腐ってしまい天井が落ちてきたりする場合もあります。悪臭が染みついてしまって、屋内で過ごせなくなるケースもあるようです。これほど家屋が傷むと大掛かりな修繕が必要になるため、高額な修繕費が発生します。

健康被害

イタチの侵入によって健康被害が出るケースもあります。イタチの侵入とともに、イタチの体に寄生したノミやダニなども侵入するためです。

ノミやダニが屋内に侵入すると、刺されてかゆみが出たり、アレルギーを発症して喘息やアトピーなどの症状が出たりする場合があります。

また、イタチのなかには病原菌やウイルスを保有している個体もおり、イタチの攻撃を受けたり排泄物に触れたりした際に感染するリスクもあります。

なかにはSTFSウイルスやハンタウイルス、狂犬病など、重篤な症状を引き起こしたり死亡したりするおそれがある病原菌やウイルスをもつイタチもいるため大変危険です。

イタチを駆除する際の注意点

イタチの存在に気付いたとき、真っ先に思いつくのが自分で捕獲できないかということです。業者に依頼すれば費用がかかるため、自力での捕獲を考える方も多いのではないでしょうか。

しかし、イタチの捕獲は、鳥獣保護法により禁止されています。例外としてニホンイタチのオスやチョウセンイタチのみ、自治体の認可が下りれば捕獲して良いことになっていますが、素人がイタチの種類を特定するのは難しいでしょう。

違反した場合は、1年以下の懲役、100万円以下の罰金が科せられます。法律で定められている項目ですので、法を犯すリスクや手続きの手間など総合的に見て、自身で駆除を行う場合は、捕獲よりも追い出しを行うほうが良いといえるでしょう。

自分でできるイタチの駆除方法

ここからは、自分でできるイタチの駆除方法を紹介します。イタチは、かわいい見た目とは裏腹に、とても凶暴な性格の持ち主です。また、素人がイタチを完全に駆除することは難しく、駆除できたと思っていても再び被害が出てしまうこともあります。

これらを理解したうえで、5つの方法の中から、自分でできそうな方法はあるかチェックしてみましょう。

強い光を当てる

イタチは夜行性の動物であるため、光に対して敏感です。屋根裏や床下にイタチ被害が出ているのであれば、発光するアイテムを設置して追い出す方法を試してみましょう。

イタチ駆除専用の強い光を出す忌避装置も販売されていますが、クリスマス用の点滅を繰り返すイルミネーションでも代用できます。電池式の人感センサーの付いたライトでも良いでしょう。

イタチの住み着いている場所に、これらを設置し、一晩中点灯させます。より効果を期待するなら、光の届く範囲にホログラムシートやCDをぶら下げると光の乱反射が起こり、威嚇効果が高くなるでしょう。

イタチにとって嫌なニオイを発生させる

イタチが嫌がるニオイを嗅がせて、追い出す方法もあります。イタチは嗅覚が発達している動物で、嫌なニオイがあると刺激を感じるため追い出し効果があるのです。

イタチが嫌がるのは、木酢液、竹酢液、クレゾール石鹸液などで、どれもホームセンターやドラッグストアで簡単に購入できます。家庭にある物で対応するなら、料理用のお酢や漂白剤も有効です。

これらの液体を布や新聞紙に染み込ませ、トレイやプラスチック容器の上に置きます。イタチの鳴き声が聞こえた場所や、足音がする場所に設置し、しばらく様子を伺いましょう。

ただし、料理用のお酢は、ほかの物に比べてニオイが弱いため、スプレーなどに入れてこまめに噴霧する必要があります。

また、ニオイでの追い出しは、一時的に追い出せたとしても臭いが弱まってきたころにまた住み着いてしまうおそれもあります。

定期的にニオイを発生させ、追い出したイタチが帰って来ないように注意しなければなりません。

忌避剤を使う

イタチが嫌がるニオイで追い払うなら、市販の忌避剤を使う手もあります。スプレータイプ・燻煙(くんえん)タイプ・固形タイプなどがあるので、使いやすい物を選びましょう。

スプレータイプ ・イタチが嫌がるニオイの液体を噴射する

・即効性が高いが効果の持続期間が数十分~数日程度と短い

燻煙タイプ ・イタチが嫌がるニオイの煙を拡散する

・即効性が高く、効果が数日間持続する

固形タイプ ・イタチが嫌がるニオイの固形物を置いておく

・効果が1~2か月ほど続く

いずれも長期間効果が続くわけではないので、定期的に使用する必要があります。また、使用場所を考えないと、ほとんど効果が得られないまま終わります。イタチがいる周辺だけでなく、イタチの出入り口にも使用しましょう。

超音波を発生させる

イタチは、人間には聞き取れない高い周波数が聞こえる動物です。そのため、超音波を発生させると、イタチが嫌がり家から追い出せる可能性があります。

超音波を発生させるには、害獣駆除専門の装置を用意しましょう。専用の装置といっても、価格は1万円以内で購入できる物が多いため、比較的気軽に導入できます。

装置の中には、野外で使用する物や屋内のみでしか使用できない物、周波数を何段階かに分けられる物などさまざまな種類が販売されています。

ただし、イタチは超音波で一時的に追い出せても、音に慣れると戻ってくる場合があります。イタチが慣れないように、複数の音の周波が出せる物を選びましょう。

人間には害がない超音波ですが、犬や猫などペットを飼っている方は注意が必要です。ペットが超音波の影響を受けるおそれがあるため、使用を避けましょう。

【許可が出ている方限定】罠を仕掛ける

自治体に捕獲申請をして許可が出ている場合に限定されますが、罠を仕掛けてイタチを捕獲する方法もあります。

イタチは素早い動物なので、そのまま捕らえるのは一苦労ですが、捕獲器に餌を仕掛けると捕獲できる確率が高まります。仕掛ける餌は、唐揚げや果物などがおすすめです。

ただし、法律で定められた狩猟期間内のみ有効な方法であるため、一度許可を取ったからといって、いつでも使える方法ではないことを覚えておきましょう。

イタチを寄せ付けないためにできる予防策

イタチ被害に悩まされないためには、日頃からイタチを寄せ付けないように対策をしておくのがおすすめです。自分で簡単にできる予防策を3つ紹介します。

生ゴミなど餌となる物を放置しない

雑食性のイタチを寄せ付けないためには、餌となる物を置かないことが重要です。食料は、キッチンの棚に置くのではなく、冷蔵庫に片付ける習慣をつけましょう。

また、料理で出た生ゴミもイタチにとっては餌となります。生ゴミをキッチンのシンクに放置していると、イタチが来る原因にもなるのです。

生ゴミや残飯は、簡単に開かないフタ付きのゴミ箱に捨てるようにするのが良いでしょう。

侵入口を塞いでしまう

イタチは、細長い体で直径3cmほどの小さな隙間からでも侵入できるといわれています。特に昔に建てられた古い住宅は、イタチが侵入しやすい環境であることが多く、下水管から侵入するケースもあります。

イタチは鋭い牙を持っているため、侵入口は頑丈な金属製のネットや網で塞ぎます。

塞ぐ前に家中の侵入口を調査して、これまでに侵入している形跡がないか確認しておきましょう。家の中に閉じ込めないように追い出してから侵入口を防ぎましょう。

イタチ撃退グッズを利用する

屋根裏や床下、侵入口付近に撃退グッズを設置し、イタチを威嚇する方法もおすすめです。イタチ撃退グッズの中には、音と光で威嚇する装置や変動超音波を発生する装置など、さまざまな種類が販売されています。

また、害獣忌避剤を定期的に撒くのも、手軽にできる方法としておすすめです。

イタチを駆除するなら専門業者の「がいじゅうZERO」

自分でできるイタチの駆除方法もありますが、素人では完全に駆除するのは難しく、逆に被害を拡大させてしまうおそれもあります。イタチ被害に気付いたら、できるだけ早い段階で専門業者に依頼するのがおすすめです。

がいじゅうZEROなら、相談から現地調査、見積り、駆除作業まですべて自社スタッフで対応いたします。現地調査や見積りも無料で実施します。

がいじゅうZEROでは、ただ駆除するだけでなく、二度と被害が発生しないよう、徹底的な消毒、再発防止に努めています。イタチ被害に気付いたら、お気軽にご相談ください。

まとめ

イタチは、悪臭被害のほかにも、騒音や健康被害をもたらすおそれもある害獣です。被害に気付いたらできるだけ早く対処するのが望ましいですが、素人の駆除では完全に駆除できず、被害が拡大することもあります。

まずは、イタチを寄せ付けない予防策を行いながら、害獣駆除の専門業者に相談してみましょう。