コウモリの餌は何?駆除の方法には餌を片付けるのがおすすめ!

都市部でもよく見かけるコウモリは、主に昆虫を食べて生活しています。知らないうちに自宅周辺に棲み着かせないためには、コウモリの餌となる虫を発生させにくい環境づくりが重要です。 今回は、コウモリを寄せつけないための具体的な対策を解説します。専門業者に依頼するメリットも説明するので、ぜひ参考にしてください。


この記事は約6分で読み終わります。

コウモリの餌は何がある?

コウモリの主な餌は、昆虫です。特にハエやガなど、羽のある昆虫を好みます。

コウモリは蚊やユスリカなど、私たちにとって不快な害虫を、一晩で1匹あたり最大500匹ほど捕食することがあります。そのため、コウモリは益獣として評価されることもあります。

しかし実際は、注意しなければならない点も多い危険な存在です。コウモリの体にはノミやダニ、トコジラミなどの寄生虫が付着していることがあり、これらが人間に感染する可能性もあります。

また、コウモリ自体が危険な病原菌を保持していることがあり、接触しないことが重要です。これらのことから、コウモリが近くに棲み着かないように対策することが推奨されます。

コウモリの餌が増える原因は?

コウモリの餌が増える原因にはいくつかの要因があります。主に、コウモリが好む昆虫が集まりやすい環境が整っている場合です。下記に代表的な二つの原因を紹介します。

玄関の外灯に白熱電球を使っている

虫は紫外線を感知しやすい性質を持っています。特に白熱電球は、400nm以下の赤外線を含んでおり、この光が虫を引き寄せます。

そのため、玄関の外灯が白熱電球の場合、周囲に虫が集まりやすくなり、これを餌とするコウモリが寄ってくる原因となるのです。

敷地内に水溜まりができている

夏場になると、水たまりに蚊の幼虫であるボウフラが大量に発生します。ボウフラが成長すると、成虫となった蚊が飛び回ります。

コウモリは蚊を主な餌としているため、水溜まりがある場所にはコウモリが集まりやすくなります。

コウモリの餌を増やさないための方法

コウモリを追い出すためには、まず彼らの餌となる昆虫を減らすことが大切です。下記に、餌となる昆虫が集まりにくい環境を作る方法を紹介します。

白熱電球からLEDへ変更する

白熱電球は、紫外線を含む赤外線(400nm以下)の波長を持っており、虫が寄り付きやすい特性があります。しかし、LED電球はこの波長をほとんど含んでいません。そのため、LEDに変更することで、虫が集まりにくくなり、コウモリの餌となる昆虫を大幅に減少させることができます。

水溜まりを作らない

空き缶や空き瓶、植木鉢の水受けなど、少しの間水が溜まっているだけで、蚊の幼虫であるボウフラが発生することがあります。

水溜まりができないように、こまめに水を流したり、貯水容器を片付けたりすることが重要です。

コウモリを根本的に追い出すための対策

コウモリが棲み着く場所やその周囲において、さまざまな対策を講じることができます。ここでは、コウモリが寄りつかないようにするための具体的な方法をいくつか紹介します。

餌を取り除くだけでなく、他の有効な手段を組み合わせることで、より確実にコウモリを追い払うことができるでしょう。

忌避剤を使う

コウモリを追い出すために効果的な方法のひとつは、忌避剤を使用することです。忌避剤はコウモリが嫌がる香りや成分を利用して、寄せ付けないようにする製品です。ホームセンターやオンラインショップで簡単に購入でき、種類も豊富です。

忌避剤には、置くだけで使用できるタイプや、スプレー式のタイプ、ジェルタイプ、くん煙タイプがあります。なかでも人気なのは、使い方が簡単なスプレータイプです。コウモリが集まりやすい場所に直接噴霧することで、その場所から遠ざけることができます。

効果の持続は3~5時間程度です。コウモリが毎回だいたい同じ場所に来る場合は、スプレータイプで追い払ってみましょう。

ハッカやミントを使う

コウモリはハッカやミントに含まれている「メントール」の香りを非常に嫌います。この性質を利用して、ハッカやミントを活用した対策もおすすめです。

具体的には、ハッカ油を無水エタノールと精製水で薄めてスプレーにして使用します。このハッカスプレーをコウモリが集まっている場所に噴霧することで、コウモリが嫌がってその場所に寄りつかなくなることが期待できます。

ハッカやミントは天然成分なので、環境にも優しく、安全に使用することができます。また、家庭でも簡単に作成できるため、試してみる価値があります。

超音波装置器具を使う

コウモリは超音波を使って周囲の状況を把握したり、仲間とコミュニケーションを取ったりしています。この特性を利用して、超音波装置を使う方法があります。超音波装置は、コウモリが嫌がる高周波の音を発生させ、その音でコウモリを追い払う効果があります。

人間の耳には聞こえない高周波音を使用するため、周囲の人々には影響がなく、静かに使用できるのがメリットです。コウモリはその音を不快に感じ、寄りつかなくなるため、長期間にわたり効果を発揮することができます。

侵入経路を塞ぐ

コウモリが建物内に侵入する原因のひとつは、隙間や小さな穴です。コウモリは非常に小さな隙間を通り抜けることができるため、建物にあるあらゆる隙間をしっかりと塞ぐことが重要です。

侵入経路を塞ぐためには、目の細かい金網やパンチングメタルを使うのが効果的です。これらを使用して、コウモリが通れないように対策を取ることで、建物内への侵入を防ぐことができます。特にコウモリが出入りする可能性のある換気口や屋根裏の隙間などを重点的に確認し、しっかりと塞ぐことが必要です。

コウモリを駆除するなら専門業者がおすすめ

コウモリの駆除を確実に行うなら、害獣駆除の専門業者である「がいじゅうZERO」にぜひご相談ください。

がいじゅうZERO」では、相談から調査、見積もり、実際の駆除作業までをワンストップで対応します。調査と駆除作業を同じスタッフが担当するため、連絡の不備も起こらず、円滑な作業が可能です。駆除後の清掃や消毒、再発防止対策も徹底して行います。

外部業者を挟むことなく自社内で作業を完結させるため、費用を抑えられる点も大きなメリットです。どうぞ安心してお任せください。

まとめ

家の近くで見かけるコウモリの主食は昆虫です。餌となる虫の発生を減らす工夫や、忌避剤・超音波・侵入防止網などの対策を組み合わせることで、被害をなるべく防いでいきましょう。

徹底駆除をお考えなら、専門業者に依頼するのがおすすめです。アフターケアまで任せられるため、信頼のおけるプロに相談してみると良いでしょう。

【関連記事】

コウモリに好かれる家に共通する特徴は?寄せ付けない方法も解説

コウモリの生態とは?被害を防ぐためにできること