ネズミが出る時期はいつ?ネズミ被害にあわないための対策も解説!

家にネズミが棲み着くと、建物が傷んだり健康被害が出たりと、さまざまな問題が起こります。ネズミが出る時期を把握して、しっかり対策したいと考える方は多いのではないでしょうか。 そこで今回は、ネズミが出る時期やネズミの種類別の習性などについて解説します。ネズミに棲み着かれた場合の駆除方法や、ネズミの侵入防止対策なども紹介しているので、ぜひご覧ください。


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ネズミが出る時期は一年中

ネズミは特定の時期に出てくる動物ではなく、一年中いつでも出現します。ただし、春~夏と秋~冬で行動パターンが違ってくるので、それぞれの時期でどのような行動をとるのかを知っておきましょう。

春~夏のネズミの行動パターン

春~夏にかけての、気温が上がって暖かくなってくる時期は、ネズミが活発に動き出します。この時期は屋外に食料が増えるので、土のなかに穴を掘って棲み着く傾向にあります。

夏の間は暑さから逃れようとして、床下などの涼しい場所に移動することが多いので、ネズミの姿をあまり見かけなくなるでしょう。ただし、見かける機会が減るだけで、ネズミが家のなかから出ていっているとは限りません。

秋~冬のネズミの行動パターン

秋になって暑さが和らいでくると、再びネズミが活発に動き出します。ネズミにとって過ごしやすい時期であり、繁殖期のピークを迎えるため、この時期はネズミがどんどん増えます。

冬は屋外の食糧が減るうえに、ネズミは寒さが苦手です。そのため、食料と暖かい棲みかを求めて、家のなかに侵入してくるネズミが増加します。

ネズミが出る時間帯

ネズミは夜行性の動物です。特に日が沈んでから1時間ごろと夜が明ける1時間前ごろにもっとも活発に活動します。ただし、日中に活動するネズミも存在するので注意してください。

ネズミが夜に活動するのは、捕食者から身を隠すためです。体の小さなネズミは、ネコやヘビなどの天敵が多いので、身を守るために夜の闇に紛れて活動します。

しかし、天敵が少ない屋内にいる場合は、日中でも活動することがあるのです。とくに、仕事などで日中に人がいないことが多い場合は、人の気配がしない昼間に活動する傾向にあります。

ネズミの巣作りの習性は?

家に棲み着く主なネズミの種類は、クマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミです。これらのネズミは体の大きさや習性が異なっており、巣を作る場所も違います。

家に棲み着いたネズミを駆除するときには、習性に合った駆除方法を見極めないと思うような効果が得られません。そこで、家に棲み着く3種類のネズミそれぞれの特徴や習性を紹介します。

ドブネズミは低い場所に巣を作る

ドブネズミは体長18~26cm程度、体重140~550g程度の大型のネズミです。飲食店などで見かけることが多いですが、民家に棲み着くこともあります。

高いところは苦手ですが、水辺が好きで泳ぎも得意です。そのため、家のなかでは床下やトイレ、キッチンといった低い場所や水回りなどに巣を作る傾向にあります。

クマネズミは高い場所に巣を作る

クマネズミは体長14~20cm程度、体重100~200g程度の中型のネズミです。高いところに登ったり移動したりするのが得意で、配管や壁伝いで家のなかに侵入します。

家のなかでも、高いところに断熱材や布などを集めて巣作りしているケースが大半です。クマネズミに棲み着かれたときは、天井裏や屋根裏、押入れの奥などの高い場所を探してみましょう。

ハツカネズミはジメジメした暗い場所に巣を作る

ハツカネズミは体長5~10cm程度、体重10~20g程度の小型のネズミです。小さいため身軽で、壁の隙間などから家のなかに侵入してきます。

ハツカネズミは自然が多く、ジメジメした暗い場所を好みますが、乾燥にも強いのが特徴です。また、段ボールや新聞紙などの紙類を巣材にするので、物置や倉庫などに棲み着く傾向にあります。

ネズミを駆除する方法

ネズミが家に棲み着くと、建材や家具をかじられたり病気をうつされたりするおそれがあるため、早めに駆除する必要があります。

自力で駆除する場合は、ネットショップやホームセンターなどで、ネズミ駆除用の薬剤や粘着シートなどを購入して設置すると良いでしょう。

ネズミは警戒心が強く、やみくもに設置しても効果が出にくいので、巣の周りや通り道を狙うことが重要です。

クマネズミなら天井裏や屋根裏などの高い場所、ドブネズミならキッチンやトイレなどの低い場所と、棲み着いたネズミの習性に応じて設置しましょう。

ただし、自力でネズミを駆除すると、死体や糞尿の掃除や消毒まで自分で行うことになります。衛生的・精神面に負担がかかるので、自力での駆除はあまりおすすめできません。

ネズミの習性に合わせた侵入対策は?

市販の薬剤や粘着シートなどを使えば自力でネズミを駆除できますが、その後の片付けなどを考えるとハードルが高い作業です。

さらに、ネズミは繁殖力が強くどんどん増えるので、市販の駆除グッズでは完璧に駆除しきれず、被害が再発するケースも多々あります。

そのため、侵入防止対策を徹底して、ネズミに棲み着かれないようにすることが重要です。そこで、ネズミの習性に合わせた侵入対策を紹介します。

ネズミの侵入経路を塞ぐ

ネズミの侵入を防止したいなら、まずは侵入経路を塞ぎましょう。ネズミは配管の隙間や下水管、外壁の亀裂や穴、室外機の隙間などから屋内に侵入してきます。

こうしたネズミの侵入経路になりそうなところを、パテで埋めたり金網や通気性があるシートなどで塞いだりして、ネズミが通り抜けられないようにしましょう。

金網を使用する場合は、ハツカネズミでも通り抜けられないくらい網目が細かい物を選べば、どの種類のネズミも侵入できなくなります。

ネズミは数cmの隙間や、500円玉くらいの大きさの穴でも通り抜け可能です。「これくらい大丈夫」と油断せずに、徹底的に隙間や穴を塞ぎましょう。

ネズミが食べ物を手に入れられないようにする

ネズミは食料を求めて屋内に侵入するため、ネズミの食料になりそうな物は片付けておきましょう。

食品はテーブルの上や戸棚などに置かないようにして、密閉できる容器に保管してください。段ボールやビニール袋、プラスチック製の容器などはネズミにかじられてしまうので、金属やガラスなどの、ネズミの歯が立たない素材の容器を選びましょう。

生ゴミに寄ってくることもあるので、三角コーナーに放置するのは避けてください。また、新聞紙や布などは、ネズミの巣作りに利用されます。不要な紙類や布は溜め込まずに、早めに処分しましょう。

ネズミの駆除はがいじゅうZEROに依頼しよう

ネズミの侵入防止対策を施しても、ちょっとした隙間から侵入され、棲み着かれてしまうことがあります。しかし、自力で駆除するのは大変なので、プロに依頼するのがおすすめです。

がいじゅうZEROでは、ネズミをはじめとしたさまざまな害獣の駆除に対応しています。駆除作業はもちろん、駆除後の清掃や消毒から再発防止対策まで徹底して行うので、後片付けなどの負担がかかりません。最長10年の保障があるため、再発しても安心です。

相談から調査・見積もり、駆除作業までワンストップで実施するので、作業の質にバラつきがなく、引継ぎミスによる駆除の失敗などもありません。

相談・見積もりは無料で、最短即日対応いたします。ネズミの被害にお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。

まとめ

ネズミは一年中出現しますが、とくに春や秋は活動が活発化します。冬は食料や寒さをしのげる場所を求めて屋内に侵入してくるので、家のなかでネズミを見かけたり気配を感じたりする機会が増えるでしょう。

ネズミに棲み着かれると、建物がダメージを受けたり病気をうつされたりなどのおそれがあるため、早急に駆除することが大切です。ただし、自力での駆除は負担が大きく、完璧に駆除しきれないこともあります。少しでも不安があればプロに依頼するのが良いでしょう。