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【アライグマを見つけたら】まずはチェック!アライグマの特徴
まずは、アライグマらしき野生動物を見つけたら、それが本当にアライグマなのか確認する必要があります。では、アライグマを見分ける際にチェックしておくべき基本的な特徴について見ていきましょう。
外見の特徴
アライグマは体長が41~60cm程度で、長い尻尾があるのが特徴です。尻尾の長さは20~41cm程度で、目立つ縞模様があります。
毛色は灰色から明るい茶褐色で、眉間に黒い筋があるのが大きな特徴です。目の周りから頬にかけての部分は黒色で、白いひげがあります。
生態の特徴
アライグマは夜行性です。昼に見かけることもありますが、主に夜に活動しています。
雑食性で、穀物や果物などはもちろんのこと、魚類や野鳥、小型の哺乳類など食べます。手先が器用で学習能力も高めです。木登りや泳ぎなども得意としています。
主な生息地は山里ですが、都市部にも生息していることもあります。生息地の近くにある住宅の天井裏などに巣を作っていることが多いです。
また、指が長く5本の指がはっきりと分かれており、かかとまで地面に足を付けて歩きます。そのため、アライグマの足跡は分かりやすいです。人間の子供の手形のように見えることもあります。
アライグマを見つけたらしてはいけないこと
アライグマの特徴と照らし合わせて、自分が見つけた動物がアライグマの可能性が高ければ次の点に注意が必要です。
安易に近づかない
アライグマを見つけたら、つい近づいてみたくなる人もいるかもしれません。しかし、安易にアライグマに近づくのは危険です。噛まれるなどして、大けがにつながることもあります。
アライグマは愛らしい風貌をしていますが、気性が荒く攻撃性の高い動物です。生きた動物を捕食することもあり、牙や爪も発達しています。
人間を警戒しており、こちらから近づいていくと攻撃してくる可能性があるため十分注意しましょう。
体・フン・死骸を触らない
野生のアライグマの体には、ダニや寄生虫などが付着している可能性が高いです。そのため、もし攻撃されなかったとしても、アライグマに直接触れるのはやめておきましょう。
理由として、アライグマは人に感染する病原菌やウイルスなどを持っている可能性があります。たとえば、狂犬病、回虫、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)などです。アライグマの体に直接触れると、これらの病気の感染リスクが高まるため注意しましょう。
アライグマのフンや死骸に関しても同様です。フンを片付けるときや、死骸を見つけた場合などにも触れないようにしましょう。
餌付けしない
アライグマに餌付けをすると、餌がもらえると学習し、また餌をもらいに現れます。また餌をあげようとして近くに持っていった際に、攻撃される可能性もあります。そのため、アライグマへの餌付けは避けましょう。
また、野良猫などに置き餌をしている場合にも注意が必要です。知らない間にアライグマが食べてしまう可能性があります。
そのほか、ゴミを屋外に出しておくのも避けましょう。生ゴミがアライグマの餌になってしまいます。
アライグマを見つけたら放置してはいけない!その理由は?
アライグマは外来生物法により、「特定外来生物」に指定されている害獣です。「特定外来生物」には、生態系や人または農林水産業に被害を及ぼす外来種が指定されます。
アライグマを見つけたら、次のような理由から放置してはいけません。
食害が発生するから
アライグマは農家の畑や家庭菜園などの農作物を食い荒らす可能性があります。主に次のような農作物がアライグマに狙われやすいです。
・スイカ
・とうもろこし
・イチゴ
・ミニトマト
・ミカン
・ブドウ
アライグマは手先が器用なため、上手に皮を剥いて果物を食べます。スイカの場合には、穴をあけて中の果肉を食べることが多いです。穴をあけられたスイカがあったら、アライグマの仕業と見て、ほぼ間違いないでしょう。
また、アライグマは雑食であるため、農作物だけでなくほかの動物を食べることもあります。ペットが襲われる可能性もあるため十分注意しましょう。
糞尿による被害が発生するから
自宅の周辺でアライグマを見つけた場合には、糞尿による被害も出てきます。アライグマの糞尿はニオイがかなり強烈です。住宅の屋根裏などに侵入して糞尿をすることもあります。
また、アライグマには毎回決まった場所の複数箇所にて排泄をする「ため糞」という習性があるのが特徴です。自宅の屋根裏にアライグマが侵入している場合には、同じ箇所にだけ排泄をします。
その影響で、糞尿が建材に染み込んで天井が変色したり劣化につながったりすることもあるでしょう。
巣作りによる被害が発生するから
アライグマが天井裏などに侵入している場合には、巣を作ろうとすることが多いです。そうなると、建材が引っ掻かれて傷ができてしまうでしょう。
壁の中などに入っている断熱材を巣の材料にされることがあります。断熱材が引きちぎられるため、被害は深刻です。
また、アライグマが屋根裏に巣を作って棲み着いてしまうと、鳴き声などの騒音に悩まされることもあります。主に「クルルル」や「キュー」のような鳴き声です。普段はあまり鳴くことはありませんが、繁殖期などには鳴く頻度が高くなります。
アライグマを見つけたらどうすれば良いの?
自宅の屋根裏などでアライグマを見つけたら、専門業者に相談するのがおすすめです。何もせず自然にいなくなることは稀で、被害が拡大することが多いため、早めに対処することが大事です。
ただし、自己判断で捕獲したり駆除したりするのはいけません。アライグマは「鳥獣保護法」で保護されており、捕獲や駆除をするには許可が必要です。
また、鳥獣保護法には、「1年以下の懲役または100万円以下の罰金」と罰則が規定されています。違反すると、罰則が適用される可能性があるため注意しましょう。
害獣駆除の専門業者「がいじゅうZERO」なら、害獣の生態に詳しいスタッフが相談→見積もり→駆除作業をワンストップで対応いたします。
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駆除だけでなく、再発防止策も徹底して行っておりますので、アライグマの駆除を考えている方はぜひご相談ください。
アライグマを自宅に寄せ付けない対策
アライグマの被害を未然に防ぐためには、次のような対策が効果的です。
エサになるものを片付ける
アライグマのエサになるようなものは、家の外に置かないようにし、アライグマが寄り付きにくい環境を作りましょう。
たとえば、次のようなものがアライグマのエサになりやすいです。
・生ゴミ
・ペットのエサ
・落下した農作物
これらをどうしても外に置かざるをえないこともあるかもしれません。その場合には、ネットをかけるなどの対策を徹底しましょう。
忌避剤をまく
忌避剤は害獣が嫌うニオイや成分などが含まれている薬剤のことです。自宅の庭などに忌避剤をまくことで、アライグマが寄りつきにくい環境を作れます。
忌避剤そのものはホームセンターやネット通販などで簡単に購入可能です。ただし、忌避剤の効果はあまり期待できず、まったく効かないこともあります。
家屋への侵入経路を塞ぐ
アライグマは天井裏などの狭い場所にねぐらを作っていることが多いです。主に屋根の隙間や縁の下の通気口かどから侵入します。
侵入経路が具体的に特定できていれば、物理的に塞ぐのが効果的です。ただし、アライグマは手先が器用なため、障害物を置く程度では開けられてしまいます。金網など頑丈なものを設置しないと、再来防止にはつながりません。
高所での作業やDIYに慣れていない場合には、専門業者に任せるのが無難です。
まとめ
アライグマは攻撃性が高く、病原菌を持っている可能性もあるため、見つけたら安易に近づかないようにしましょう。また、食害や糞尿による被害が発生する可能性があり、自宅に巣作りされることもあります。
そのため、アライグマを見つけたら、できるだけ早く専門業者に相談しましょう。
「がいじゅうZERO」なら相談や見積もりは無料です。アライグマを駆除するだけでなく、再発防止策にも対応しています。アライグマを見つけたら、ぜひ「がいじゅうZERO」にお問い合わせください。