ネズミ駆除で使用するバルサンの使い方|メリット・デメリットも解説

自宅の屋根裏などにネズミが棲み着いてしまったら、早めに駆除が必要です。ネズミの駆除方法のひとつにバルサンを使う方法があります。 ただ、どのように使えば良いのかよく分からない人も多いでしょう。本記事ではネズミ駆除で使用するバルサンの使い方や、そのメリットとデメリットなどについて解説していきます。


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ネズミ駆除でバルサンを使うメリット

ネズミ駆除でバルサンを使用すると次のようなメリットがあります。

家の隅々まで届く

バルサンによるネズミ駆除は、専用の燻煙剤を自宅内に充満させてネズミを追い出すものです。自宅内の隅々までバルサンの煙が届くため、自分では手が届かない場所にいるネズミにも効果を発揮します。

たとえば、屋根裏や狭い隙間はネズミがいることの多い場所です。ネズミが自宅内に侵入しているものの、どこにいるのか把握できないケースであっても、バルサンであれば対応できます。

また、作業を行ってからすぐにネズミを追い出せることもバルサンのメリットです。罠などを使う場合と違って、引っかかるのを待つ必要はありません。

費用を安く抑えられる

バルサンは価格が比較的安く、1個あたりで見ると1,000円程度です。そのため、バルサンを使用してネズミ駆除を行う場合には、費用が安く抑えられます。

ただし、自宅が広い場合には、それだけバルサンを使用する範囲が広くなります。

広範囲にわたってネズミ駆除をするのであれば、それだけ必要なバルサンの数も多くなるため、費用が高額になるケースもあるため注意が必要です。それでも、一般的な広さの住宅なら、安く済むことが多いでしょう。

死骸処理が必要ない

バルサンを使用したネズミ駆除では、ネズミを捕獲するわけではありません。あくまで追い出すにとどまるため、死骸の処理をしなくて済みます。

ネズミの死骸を見たり、後処理をしたりすることに抵抗を感じる人にとってはおすすめです。

ネズミ駆除でバルサンを使うデメリット

ネズミ駆除でバルサンを使う場合には、次のようなデメリットも認識しておきましょう。

下準備に手間がかかる

バルサンを使用する際には、ただセットして煙を発生させれば良いわけではありません。バルサンを使用したネズミ駆除では、さまざまな下準備が必要です。使用する場所によっては、かなり手間がかかることがあります。

たとえば、薬剤がかかると困る物には、カバーをかけるなどしておかなければなりません。特に、家電製品・電子機器・食器類・食べ物などに注意しましょう。

また、火災報知器が作動しないようにしておく必要があります。

部屋を空ける必要がある

バルサンを使用しているときには、煙が充満するため、自宅内にいることはできません。自宅を閉め切った上で、2~3時間程度どこかに外出する必要があります。

しかし、ペットや小さな子どもがいる家庭では、2~3時間外出するのが難しいこともあるでしょう。そのような場合には、バルサン以外のネズミ駆除の方法を検討することになります。

効果が一時的である

バルサンでネズミを追い出せるのは、バルサンの煙にネズミが嫌がるニオイが含まれているためです。そのため、一度追い出せたとしても、二度とネズミが侵入しなくなるわけではありません。

バルサンの効果は一時的で、ニオイが消えるとまた戻ってくる可能性が高いです。ネズミが棲み着くということは、ネズミにとって居心地が良い環境のため、何度でも侵入してくる可能性があります。

再びネズミに侵入されないためには、追い出した直後に侵入口を徹底的に塞いでおくことが大切です。

ただし、それでも別のところから侵入してくることもあります。また、侵入口を特定できないこともあるでしょう。

反応しない個体もいる

すべてのネズミがバルサンの煙を嫌がるとは限りません。ネズミによってはバルサンの煙に反応しない個体もあります。

過去にバルサンで追い出された経験のある個体なら、耐性がついていることもあるでしょう。バルサンを使われてもしばらく経過するとニオイが消えることを学習してしまっている個体もいるかもしれません。

バルサンを繰り返し何度も使っていると、そのような個体が増えて、あまり効果が出なくなってしまう可能性もあります。

また、風の流れなどもあり、家の中全体に均一に充満できるわけではありません。たまたま煙が届かなかった場所にいた個体に対しては、効果が薄くなってしまうでしょう。

【ネズミ駆除】バルサンの使い方

バルサンには、ゴキブリやダニなどを対象とした害虫駆除用のものもあります。その場合には、ネズミが嫌がる成分が含まれていないため、効果は期待できません。ネズミ駆除をするなら、ネズミ専用のバルサンを用意しましょう。

ここでは、バルサンでネズミ駆除をする際の手順について説明していきます。

作業の下準備をする

バルサンを使用する下準備として、バルサンの薬剤がかかると困る物をビニールなどで覆いましょう。たとえば、PCやゲーム機などは、薬剤が内部に入り込むと故障してしまう可能性があるため、隙間ができないように覆う必要があります。

食器類や食料品なども保護しなければなりません。食器類は食器棚に収納して扉を全部閉めておき、食料品は冷蔵庫にしまっておきましょう。

また、火災報知器が反応する可能性があります。もしビニールで覆うのが難しいようであれば、スイッチを切っておくのが良いでしょう。

そして、子どもやペットがいる家庭なら、あらかじめ屋外に退避させておきます。観葉植物などを室内に置いている場合にも、屋外に出しておくのが望ましいです。

窓やドアを閉めて換気扇を止める

窓やドアが開いていると、バルサンの煙が外に出てしまいます。そうなると、室内に充満させることができず、十分な効果が得られません。そのため、窓やドアなど屋外につながる箇所は確実に閉めるようにしましょう。換気扇も忘れずに止めておく必要があります。

また、窓やドアの立て付けが悪く、閉めても隙間が少し空いてしまうこともあるかもしれません。そのような場合には、隙間もしっかり塞ぐようにしましょう。ガムテープや養生テープなどを使用すると塞ぎやすいです。

バルサンを使用する

下準備が済んで家の中を密閉空間にできたら、バルサンをセットしましょう。そうすると1~2分程度で煙が出てくるので、すぐにその場を離れて屋外に退避します。

そのままの状態で放置すると、煙が室内に充満してネズミが逃げていきます。2~3時間経過したら家の中に入って換気しましょう。

侵入口を塞ぐ

バルサンを使用してネズミがいなくなっても、しばらく経つと戻ってくる可能性が高いです。

そのため、使用後は早めにネズミの侵入口を塞ぐようにしましょう。そうすれば、ネズミが戻ってきても侵入できません。小さな隙間や穴などが残っていると、そこから侵入されてしまうため注意が必要です。

ネズミを確実に駆除したいならがいじゅうZEROがおすすめ

バルサンを使用してネズミ駆除をするのは、簡単なようで手間がかかり、意外と難しいものです。一度追い出せても、見落としていた小さな隙間があって、再び侵入されてしまうこともあるでしょう。

そこで、確実にネズミを駆除したいならプロに依頼するのがおすすめです。

駆除作業だけでなく清掃・消毒・侵入経路の封鎖なども行ってくれるので、再発しにくく安心できます。

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まとめ

バルサンを使うと、ネズミが嫌がるニオイの煙を室内に充満させてネズミを追い出せます。費用が安く済み、死体処理もしなくて済むのがメリットです。しかし、下準備は手間がかかりやすく、しばらく経つとネズミが戻ってきてしまうこともあります。

戻ってきた場合に備えて、バルサンを使用した後は侵入口を塞いでおくことが大切です。もし、それでも繰り返し侵入されてしまうようであれば、プロにネズミ駆除を依頼しましょう。