アライグマの嫌いなものは何?追い払うために使える方法を紹介

自宅にアライグマが棲み着いたとき、アライグマが嫌がるもので何とか追い払えないかと思う方もいるでしょう。 今回は、アライグマが嫌いなものやアライグマを駆除するときの注意点などについて解説します。


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アライグマが嫌いなもの

夜行性の動物であるアライグマは嗅覚や聴覚、視覚が発達しており、強いニオイや音、光などを嫌う傾向にあります。具体的にはどのようなものを嫌がるのか、下記にて詳しくみていきましょう。

強いニオイ

嗅覚が鋭いアライグマは、強いニオイを嫌います。特に木酢液やハッカ、天敵であるオオカミのニオイなどが苦手です。

木酢液

木酢液とは、木を焼いて木炭にする際に出る煙や蒸気を冷却して液状にしたものです。「焼けた木のニオイ=山火事」を連想させるため、アライグマが危険を感じて逃げ出すといわれています。

木酢液でアライグマを追い払う場合は、布や紙に木酢液を染み込ませて、アライグマが現れる場所に置いておきましょう。

大量に用意できるなら、バケツなどの容器に入れてもかまいません。ニオイが残りやすいので、屋根裏などにスプレーで吹きつけるのはやめておきましょう。

ハッカ油

ハッカ油とは、ハッカソウ(ミント)を乾燥させたものから抽出した植物油です。すっきりとした強い香りがするため、嗅覚が鋭いアライグマが苦手としています。

ハッカ油でアライグマを追い払う場合は、ハッカ油スプレーを作ってアライグマが現れる場所に吹きつけましょう。ハッカ油スプレーの作り方は下記の通りです。

1.スプレーボトルにハッカ油50滴と無水エタノール10mlを入れる
2.スプレーボトルをよく振って、ハッカ油をしっかり溶かす
3.スプレーボトルに水を90ml入れる
4.スプレーボトルをよく振って、全体をしっかり混ぜる

ハッカ油スプレーが床や衣類につくとシミになることがあるので、取り扱いに注意しましょう。また、ハッカは猫の体に良くないため、猫を飼っている方は使用を避けてください。

オオカミの尿のニオイ

アライグマの天敵は、オオカミなどの大型肉食動物やワシ・タカといった大型猛禽類です。アライグマに限らず動物は天敵のニオイに本能的に恐怖を感じるので、オオカミのニオイでアライグマを追い払えます。

といっても日本にはオオカミがいないため、代わりにオオカミの尿を使用した忌避剤を使用すると良いでしょう。ただし、忌避剤の効果は一時的であり、慣れてくるとほとんど効果が出ないこともあります。

超音波

アライグマは聴覚も優れているため、人間には聞き取れない超音波も苦手です。ホームセンターや通販で超音波装置を購入して使用すれば、アライグマを追い払えます。超音波はアライグマ以外の害獣を追い払う効果もあるので一石二鳥です。

ただし、長期間使い続けるとアライグマが音に慣れ、効果が出なくなる可能性があります。

LEDライト

夜行性の動物であるアライグマは、強い光も苦手です。特に青色LEDライトに弱いので、アライグマが現れる場所にライトを設置するのも良いでしょう。人感センサー付きライトにすれば、アライグマが通ったときに自動で点灯するので便利です。

なお、LEDライトも超音波装置と同じくアライグマを驚かせるだけなので、一時的な効果しか出ない可能性があります。

ハーブなどの煙

ハーブなどのニオイがする燻煙剤も、嗅覚が鋭いアライグマが嫌がるアイテムです。燻煙剤でアライグマを追い払う場合は、アライグマが棲み着いているところで使用しましょう。

ただし、子育て中のアライグマは、燻煙剤を使っても巣から離れない場合があります。

アライグマを駆除するときの注意点

嫌いなものを使ってアライグマを追い払うときに、いくつか注意したいことがあります。

嫌いなものだけでは駆除に限界がある

嫌いなニオイや音でアライグマを追い払う方法は、一時しのぎにしかなりません。ニオイも超音波も光もアライグマを直接攻撃するものではないので、慣れてしまえば反応しなくなってきます。

アライグマによる被害を解決するには、アライグマを追い出した後に侵入口を封鎖し、再侵入できないようにする必要があります。

自分で駆除するのには制限がある

「追い出すだけでは効果が薄いなら、捕獲すれば良いのでは」と思う方もいるでしょう。しかし、アライグマは鳥獣保護法で管理・保護されている動物であり、捕獲したり傷つけたりする行為は禁止されています。

住宅や農作物に被害が出ている場合、自治体の許可を得れば捕獲はできますが、慣れていない人が自力で捕獲器を設置して凶暴なアライグマを捕まえるのは大変です。捕獲後の処分にも困るでしょう。

また、アライグマを捕獲したあとは再発防止のために侵入経路を封鎖したり、巣になっていた場所を清掃・消毒したりする必要があります。この作業も自力で行うのはかなり大変です。

アライグマを侵入させないための予防策

1度アライグマに侵入されたら、自力で追い出すのは困難です。また、嫌いなものを使って追い払う方法も一時しのぎにしかなりません。

そもそもアライグマに侵入されないようにするために、アライグマが嫌いなものを使う方法以外の侵入予防策も知っておきましょう。

アライグマの餌となるものを放置しない

アライグマは快適な住まいと餌を求めて民家に現れます。家の周りに生ゴミやペットフードなどのアライグマの餌となるものを放置すると寄ってきやすくなるので、きちんと片づけておきましょう。

家庭菜園の野菜や庭木の実なども、アライグマが寄ってくる原因になります。熟したら早めに収穫し、地面に落ちた実は片づけましょう。

また、庭にある池や水槽で魚や亀などを飼っている場合、それもアライグマに狙われる可能性があります。フタと重しを乗せておく、金網を設置して近寄れないようにするなど、しっかり対策しておきましょう。

侵入経路を塞ぐ

物理的に侵入経路を塞ぐのも、アライグマの侵入防止に効果的です。アライグマは屋根周辺の隙間や換気口、床下の通気口、壁にあいた隙間や穴などから侵入してくるので、金網や鉄柵、鉄板などでしっかり塞ぎましょう。

直径10cmくらいの穴からでも入り込んでくるので、小さな穴や隙間もすべて塞ぐことが重要です。

アライグマの駆除はがいじゅうZEROにお任せください

アライグマは苦手とするニオイや音などを使えば追い払えるものの、一時的な効果しか得られません。アライグマが慣れてしまえば、ほとんど効果がなくなります。

そのため、アライグマの侵入を予防する必要がありますが、小さな穴からでも屋内に入り込んでくるため自力での対策には限界があります。

アライグマは凶暴なうえに病気をもっている場合もあるので、より確実かつ安全に駆除するには害獣駆除のプロに依頼するのがおすすめです。

アライグマの駆除なら「がいじゅうZERO」にお任せください。さまざまな害獣を駆除してきたプロのスタッフが、これまでに培った経験とスキルを活かしてアライグマをしっかり駆除します。

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作業を外注せずに自社内で完結させるため、費用が安いのも魅力です。電話・メールにてご相談を受け付けていますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

まとめ

夜行性の動物であるアライグマは嗅覚や聴覚、視覚が発達しており、強いニオイや音、光などを嫌います。木酢液やハッカ油、超音波、LEDライトなどをアライグマが現れる場所に使えば、嫌がって逃げていくでしょう。

しかし、ニオイや音などは、アライグマが慣れてしまえば効果がなくなります。そのため、アライグマが逃げ出している間に侵入防止対策を済ませる必要がありますが、慣れていない人が自力で作業するのは大変です。

アライグマは凶暴なうえに病気をもっていることが多いので、追い払うときに怪我をしたり病気をうつされたりするリスクもあります。より確実に安全にアライグマを駆除したいなら、害獣駆除のプロに相談してみましょう。