ネズミの巣があったときどうする?よくあるネズミの巣の場所と対処方法を解説

家にネズミが棲み着くと、建物や家具がかじられて傷んだり衛生面で問題が出たりと、さまざまなトラブルが発生します。 そのため、早急に対処する必要がありますが、ネズミがどこに巣を作るのか、巣があったらどうしたら良いのかわからない方もいるでしょう。 そこで、ネズミの巣が作られやすい場所や、ネズミの巣を見つけたときの対処法などについて解説します。


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ネズミの巣が作られやすい場所とは?

ネズミは寒さをしのげる場所や餌を求めて家に侵入してくるため、以下のような場所に巣を作る傾向にあります。

・屋根裏や断熱材のなか、床下などの暖かくて心地良い場所
・食品や生ゴミなど、餌となる物が豊富な場所

また、食品や生ゴミをきちんと片づけていても、ジュースの空き缶などを洗わずに放置していると、そのニオイにネズミが引き寄せられてくることがあります。

【種類別】ネズミが巣を作る場所

家に棲み着く主なネズミは、以下の3種類です。

・クマネズミ
・ドブネズミ
・ハツカネズミ

ネズミの種類によって習性が異なるため、巣を作る場所も違います。効率的にネズミの巣を見つけられるように、それぞれのネズミがどのような場所に巣を作るのかを知っておきましょう。

クマネズミ

クマネズミは運動能力が高く、高い所にある乾燥した場所を好みます。また、警戒心が強いため、身を隠しやすく目立ちにくい、暗い場所に巣を作るのが特徴です。家にクマネズミが棲み着いた場合は、以下のような場所で巣が見つかるでしょう。

・天井裏/屋根裏
・押し入れや天袋などの収納スペースの奥
・冷蔵庫の裏 など

ドブネズミ

ドブネズミは泳ぐのが得意で、水辺や風通しが悪く湿気の多い場所を好みます。ほかのネズミに比べると寒さにも強いので、家にドブネズミが棲み着いた場合は以下のような場所で巣が見つかるでしょう。

・床下
・水回りの死角
・キッチンの家具・家電の裏 など

ハツカネズミ

ハツカネズミは植物性の餌を好むので、畑や河原、荒れ地など自然が多い場所にも生息しています。また、成獣でも体長5cmと小さく、クマネズミやドブネズミが入れないような場所でも巣作り可能です。家にハツカネズミが棲み着いた場合は、以下のような場所で巣が見つかるでしょう。

・物置や納屋
・倉庫
・家具・家電の隙間
・外壁と内壁の隙間 など

ネズミが巣の材料としているもの

ネズミはその辺にある物を何でも巣材にしますが、特に紙類やダンボールなどの保温性がある物が狙われやすいです。そのほか、以下のような物も巣材に使われる可能性があります。

・ビニール袋
・雑巾やタオル
・断熱材
・枯れた植物 など

天井裏や床下、家具・家電の隙間などに、上記のような物が鳥の巣のように集められていたら、ネズミの巣である可能性が高いでしょう。

ネズミの巣を見つけたときの対処方法

家のなかでネズミの巣を見つけたものの、どうすれば良いのかわからない方もいるでしょう。そこで、ネズミの巣を見つけたときの対処法についてもご紹介します。

ネズミの巣を撤去する

家のなかでネズミの巣を見つけたら、ホウキとちり取りを使って急いで撤去しましょう。

ネズミの巣には病原菌や寄生虫、ダニ、ノミなどがついている可能性が高いので、必ずマスクや手袋を着用して作業してください。撤去した巣もビニール袋などで密閉して、速やかに処分します。

作業後は、巣があった場所を次亜塩素酸ナトリウム系の消毒薬でしっかり消毒し、作業に使用したホウキやちり取りも洗浄しましょう。作業中に着ていた服もすぐに洗濯して、ネズミがもつ病原菌や寄生虫などが広がらないようにすることが大切です。

ネズミの駆除をする

ネズミの巣を撤去しても、屋内にネズミが隠れたままである可能性が高いので、ネズミの駆除も行いましょう。

ネズミ駆除用の粘着シートやスプレー、超音波装置などのグッズが売られているので、使いやすい物を選んでください。ネズミの通り道(ラットサイン)に沿って駆除グッズを使用すると効果的です。

殺鼠剤も市販されていますが、殺鼠剤を使うと壁の裏や天井裏などの手が届かない場所でネズミが死んでしまって蛆が湧くおそれがあるので、あまり推奨はできません。

ネズミを侵入させないようにするには?

ネズミに巣を作られると、家の中のいろいろな物が被害を受けます。巣の撤去やその後の消毒なども大変なので、そもそもネズミに巣を作られないようにすることが重要です。

そこで、ネズミを侵入させないようにするための対策をご紹介します。

侵入経路を塞ぐ

ネズミの侵入を防ぎたいなら、まずは侵入経路を塞ぎましょう。ネズミの侵入経路になりやすいのは、以下のような場所です。

・通気口、通風口
・エアコンやガスなどの配管の隙間
・屋根や住居と基礎の隙間
・壁の亀裂
・雨戸の戸袋
・換気扇 など

体が小さなネズミは、わずかな隙間からも侵入できます。数cm程度のちょっとした隙間や亀裂も、目の細かい金網や防鼠パテ、テープなどで塞いでおきましょう。

といっても、家中のすべての隙間を塞ぐは難しいので、ネズミが棲みにくい環境を作ることも大切です。

巣の材料になるものは置かない

ネズミが棲みにくい環境を作りたいなら、巣材になる物を置かないようにしましょう。特にネズミに狙われやすい紙類やダンボール、ビニール袋などは、放置せずに速やかに処分します。

捨てられない紙類や衣類、タオルなども、きちんと整理整頓して蓋付きのケースに収納しましょう。

餌となるものは放置しない

ネズミの餌となる物も放置しないようにしましょう。食べ物は蓋付きの容器や扉付きの戸棚、冷蔵庫などに入れて保管します。

三角コーナーのゴミや生ゴミなども置いたままにせず、ビニール袋に入れるなどして密閉し、早めに処分してください。空き缶を捨てるときも、内部を洗ってニオイが漏れないようにすることが重要です。

ペットフードや仏壇のお供え物などが食べられることも多いので、長期間放置せずに、蓋付きの容器などに入れておきましょう。

また、固形石鹸もネズミにかじられる場合があります。特にフルーツ系の香りがする天然素材の石鹸は狙われやすいので、陶器製やガラス製など、ネズミの歯が立たないケースに入れて保管しましょう。

ネズミの駆除は「がいじゅうZERO」におまかせ

家のなかでネズミの巣を見つけたら速やかに撤去し、ネズミを駆除する必要があります。しかし、ネズミはわずかな隙間からでも侵入し、どんどん繁殖して数を増やすので、素人が完璧に駆除するのは難しいです。

ネズミの駆除に失敗すると、ネズミの警戒心が高まりより一層駆除が難しくなるので、専門業者に任せることをおすすめします。

どの業者にネズミの駆除を依頼するか悩んだら、ぜひ「がいじゅうZERO」にご依頼ください。がいじゅうZERO」では、相談・見積もりから駆除作業まで自社で対応しているため、引継ぎミスなどによる駆除失敗がありません。

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まとめ

ネズミは寒さをしのげる場所や餌を求めて家に侵入してくるため、暖かい場所や餌となる食べ物が豊富な場所に巣を作る習性があります。ネズミがいる気配がしたら、床下や屋根裏、家具・家電の隙間などをチェックしてみてください。

ネズミの巣を見つけたら、被害が拡大しないように急いで撤去して、周囲も清掃・消毒しましょう。撤去後はネズミを駆除する必要がありますが、素人ではネズミを完璧に駆除することは難しいので、専門の駆除業者に任せるのがおすすめです。