コウモリが家に入ってきたら?追い出す方法や駆除時の注意点も解説

コウモリは住宅内に侵入することがあります。窓を開けているときに突然入ってきたら、どうしたら良いのかがわからずパニックになってしまう人も多いでしょう。 また、人間に気づかれずに家屋へ侵入して棲み着いていることもあります。 本記事では、コウモリが家に入ってきた場合の対処法や再発防止策などについて解説します。


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コウモリが家に入ってきた!追い出す方法は?

コウモリが家に入ってきたら、外に追い出しましょう。コウモリを追い出す方法は、侵入されている場所によって異なります。ここでは、コウモリが侵入しやすい場所ごとに、追い出す方法を見ていきましょう。

室内に侵入した場合

コウモリが室内に侵入してきたら、窓を開けましょう。そのまま、コウモリが自分から外に出て行くのを待つのが基本的な対処法です。なかなか出て行かないこともありますが、しばらく窓を開けたまま様子を見ましょう。

一向に出て行こうとしない場合は、道具を使って出て行くように誘導する必要があります。

簡単に行えるのはLEDライトを使う方法です。コウモリの方に向かってLEDライトを照らしてみましょう。コウモリは暗いところを好み、明るいところは苦手です。そのため、LEDライトで照らされると不快に感じて外に逃げていく可能性があります。

また、コウモリは家具の裏側など狭いところに入り込んでしまうことも少なくありません。そのような場合でも、LEDライトで照らすと出てくることが多いでしょう。

ほかに忌避スプレーや燻煙剤などを使用する方法もあります。室内をコウモリが嫌うニオイで充満させて追い出します。ただし、忌避スプレーや燻煙剤のニオイは強力なため、数日間はニオイが残ってしまうことに注意が必要です。

通気口・換気口に侵入した場合

通気口や換気口は、換気扇を回したときに室内の空気と屋外の空気が出入りする箇所です。換気扇の外側の外壁に付いています。

通気口や換気口には、外蓋が取り付けられており、小さな隙間しかありません。しかし、コウモリは体が小さいため、通気口や換気口の隙間に侵入することがあります。

通気口や換気口にコウモリがいる場合には、外蓋を外してみましょう。それだけで、外に出て行くこともあります。ただし、コウモリが驚いて突然出てくることもあるため慎重に行いましょう。

また、外蓋を外しただけでは出てこないこともあります。そのようなときには、忌避スプレーを使用しましょう。ただし、外から通気口や換気口に向かって忌避スプレーを噴射すると、室内にニオイが入ってしまいます。

そのため、外蓋を外した状態で、室内側から外側に向かって噴射しましょう。

屋根裏・天井裏に侵入した場合

屋根裏や天井裏などは暗く温かいため、コウモリが好む環境です。居心地が良いということで、棲み着いていることもあるでしょう。

家によっては、屋根裏や天井裏が広いこともあるかもしれません。広い場合と狭い場合で効果的な対処方法が異なります。

屋根裏や天井裏が広いなら、燻煙剤を使用するのが良いでしょう。燻煙剤はコウモリが嫌うニオイを含む煙が広範囲に渡って広がります。屋根裏や天井裏に煙が充満すると、コウモリにとっては不快なため、出て行くことが多いです。

狭い場合には、忌避スプレーを使って追い出しましょう。使い方は、コウモリがいる方向に向かって2~3秒程度噴射するだけです。ノズルが付いているものが多いため、小さな隙間からでも噴射できます。

コウモリを駆除するときの注意点

コウモリの駆除を行うときには、次のような点に注意が必要です。

コウモリの捕獲や殺傷をしない

コウモリが家に入ってきたら、捕獲しようと考える人もいるかもしれません。なかなか出ていかないと、コウモリに対して直接攻撃をして退治したくなることもあるでしょう。

しかし、コウモリは鳥獣保護法で守られている動物です。そのため、許可を得ることなく、コウモリを捕獲したり殺傷したりすることはできません。

もし、許可を得ずにコウモリを捕獲したり殺傷したりすると、1年以下の懲役または100万円以下の罰金に処せられる可能性があります。

コウモリを素手で触らない

コウモリを追い出す際に、直接手を触れてはいけません。噛まれて細菌やウイルスに感染する危険性もあります。コウモリは非常に不衛生です。ノミやダニなどが付着しており、素手でコウモリを触った場合には、手に付いてしまうことがあります。

また、コウモリは人間が感染する可能性のある細菌やウイルスなども持っているため十分に注意しましょう。

コウモリの侵入場所を把握しておく

コウモリは狭いところに入って行こうとする習性があります。また、体がかなり小さいこともあり、少し目を離した隙にどこに行ったのかがわからなくなることも多いです。

追い出すためにLEDライトや忌避スプレーなど用意しようとして、その場を少し離れて見失うこともあるでしょう。そのため、目を離す際には、スマホで撮影するなどして、コウモリがいる場所を把握しておくのが望ましいです。

コウモリを追い出した後にするべきこと

うまくコウモリを追い出せても、安心はできません。後日再び侵入してくる可能性もあります。そのため、コウモリを追い出した後には再発防止策を講じなければなりません。主に次のような方法があります。

コウモリの巣を見つけて駆除する

コウモリが家の中に入ってきたのであれば、家のどこかに棲み着いて巣を作っている可能性があります。そのため、コウモリを追い出した後に、家の中をくまなく探して巣がないかどうか確認してみましょう。

屋根裏や天井裏などに巣を作るケースが多いものの、狭いところや暗いところなどであれば、どこにでも潜む可能性があります。そのため、大きな家具の裏側など、普段はあまり目につかない箇所なども入念にチェックしましょう。

もし、巣が見つかったら放置せずに取り除きます。コウモリの巣にはカビ菌や人間に感染する可能性のある病原菌などを含む糞が大量に落ちていることが多いため、清掃や消毒もしましょう。

コウモリの侵入口を塞ぐ

コウモリを追い出して巣も駆除したとしても、しばらくしてから再び侵入されるケースもあります。そうならないために、コウモリの侵入口を塞いでおきましょう。

コウモリは1~2cm程度の隙間があれば通過できるため、小さな隙間からでも入ってきます。たとえば、玄関のドアや窓などが少し開いていれば、そこから侵入されているかもしれません。ドアや窓はきちんと確実に閉めておく必要があります。

通気口やエアコンの室外機などから侵入されているケースも多いです。古い家なら、屋根と壁との間のわずかな隙間からも侵入される可能性があります。

侵入口を塞ぐ方法としては、目の細かい金網を設置するのがおすすめです。屋根と壁の隙間ならシーリング材で塞ぐのが良いでしょう。

コウモリが家に入ってきたら業者に駆除依頼しよう

コウモリが家に入ってきたときに対処法が分かっていても、実際に行うのはかなり大変です。追い出すだけでなく再発防止や清掃なども行わなければなりません。感染症のリスクも伴います。

そこで、コウモリが家に入ってきたら、自分で駆除しようとするよりは専門業者に依頼するのがおすすめです。

がいじゅうZEROなら、相談や見積もりには無料で対応しており、365日24時間受け付けています。最長10年間の保証も付いているため、万が一駆除後に再び侵入されたとしても安心です。

家にコウモリが入ってきたり、棲み着いていたりして困っているなら、ぜひがいじゅうZEROにお問い合わせください。

まとめ

コウモリが家に入ってきたら、なるべく早く追い出しましょう。室内にいるなら窓を開けて出て行くのを待ちます。屋根裏や換気口などにいるなら、忌避スプレーや燻煙剤などを使用すると効果的です。

出て行った後は巣の駆除や侵入口を塞ぐなど再発防止策も必要です。清掃や消毒もしなければなりません。コウモリは病原菌を持っており非常に不衛生であるため、追い出す作業も再発防止策も慎重に行う必要があります。