ネズミ駆除を自力で行う5つの方法|業者に依頼すべきケースとは?

天井をドタドタと走り回る音が聞こえたり、食べ物が荒らされたりするなど、ネズミによる被害に遭っている場合は、早急な対処が必要です。そのままネズミを放置すると、建物の腐敗や衛生面など、さまざまなリスクが生じます。 この記事ではネズミ駆除を検討している方へ、自力で行う方法とともに、専門業者へ依頼したほうが良いケースを解説します。


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ネズミ駆除は自力でできる?

ネズミが1匹だけの場合や侵入経路が少ない場合は、自力でも駆除ができます。ただし、素人の目では侵入経路を見逃すおそれも高いため、ほかにネズミがいないか、新たに侵入経路を作られている可能性はないか、できる限り専門家にチェックしてもらいましょう。

ここでは、あくまで応急処置として自力でネズミ駆除する場合の方法を紹介します。ネズミ駆除は、大まかに分けると「捕まえる方法」と「追い出す方法」の2通り あります。

ネズミ駆除を自力で行う5つの方法

自力でネズミ駆除を行うときは、罠や毒餌を使用して捕まえるか、忌避剤などで追い出します。いずれも糞尿などの汚れを頼りに、ネズミの通り道や生息場所を推測して行います。

ネズミ駆除を手法ごとに分けると、次の5つです。

忌避剤を使う

忌避剤は、「追い出す方法」にあたります。ネズミが嫌がるにおいや薬剤を散布して、寄せ付けなくすることが目的です。使用される忌避剤はスプレー、設置タイプ、燻煙剤の3種類がよく使われます。

スプレー

スプレーは生息場所や通り道で定期的に散布するほか、直接ネズミに吹きかけることも可能です。複数回繰り返せば、やがてネズミが寄り付かなくなります。

ただし、においに敏感な人にとっては、ストレスに感じる可能性があります。リビングや寝室など、日常的に利用する部屋ではスプレーの使用は控えるようにしましょう。

ネズミもにおいに鈍感だったり、薬剤に耐性があったりするタイプがいるため、必ずしも期待するような効果が出るとは限りません。

設置タイプ

ネズミが嫌がるにおいを発する容器を、侵入経路などに設置する方法です。忌避剤は床置きタイプのほか、壁や家具の裏などに貼り付けられるタイプも販売されています。持続時間が長く、スプレーのようにこまめに吹き付ける必要がないのが魅力です。

設置タイプを使用するときの注意点は、一度棲み着いたネズミには効果が期待できないことです。追い払ったネズミが再び寄り付かないようにする目的で使用しましょう。薬剤が広がりすぎないよう、風が強い場所を避けて設置することがポイントです。

燻煙剤

ゴキブリ対策としておなじみの、煙が出るタイプの忌避剤です。ネズミ用の燻煙剤は即効性が高いうえ、一度使用すると数日間は忌避効果が持続します。

あくまで忌避剤であり、殺鼠剤ではないため、ネズミを追い出す(死骸が残らない)メリットもあります。

ただし煙が部屋中に充満するため、火災報知器や家具のカバーリング、ペットや家族の避難など、取り扱い時には準備が必要です。

殺鼠剤(毒餌)を設置する

ネズミを捕まえる方法のひとつが、殺鼠剤(毒餌)を設置することです。エサに殺鼠剤を混ぜて、ネズミの通り道などに設置します。設置するだけで根本的に駆除できるメリットがある一方で、毒物なので取り扱いに注意しなくてはなりません。

お子様やペットのいるご家庭では、健康に影響を及ぼすおそれがある点に注意しましょう。

また、殺鼠剤はネズミが壁の中や天井裏で死んでしまうデメリットもあります。死骸は建材の汚損やにおいの原因となるのみならず、蛆が湧くなどのリスクもあるため、殺鼠剤は推奨できない方法です。

超音波や電磁波で追い払う

においに敏感な方でも活用できるのが、超音波や電磁波で追い払う方法です。ネズミが嫌がる超音波や電磁波を出す機械を庭などに設置して、追い払います。

超音波や電磁波を使用するメリットは、薬剤をいっさい必要としないことです。小さなお子様やペットがいるご家庭でも安心して使用できます。ただし、機械が発する超音波や電磁波をペットが嫌がることがあります。

機械によって電池式とコンセント式があり、有効範囲も異なるため、設置場所を慎重に選ばなくてはなりません。

捕獲して退治する

ネズミを生きたまま捕獲して、退治する方法もあります。たとえば粘着シートやカゴタイプの罠で捕獲する方法です。カゴはエサでおびき寄せて閉じ込め、粘着シートは侵入経路などに複数枚設置して捕獲します。

死骸を天井裏などに残さずに済むため、衛生面を気にする方に向いています。罠も粘着シートも市販されており、手軽に実践できる点もメリットです。

一方、捕まえたネズミを自力で処理する必要があります。処理することまで考えると、素人には難易度が高いといえます。

侵入対策を行う

ネズミが侵入した形跡がある場合、駆除しても再度ほかのネズミが侵入してしまうおそれがあります。ネズミ駆除の後は、再び侵入されないように対策しましょう。

侵入対策は、前述のスプレーや設置タイプの忌避剤を使用するほか、侵入経路となる場所を潰す方法も効果的です。小さな穴や隙間はネズミが侵入する可能性があるため、探して塞いでおきます。

ネズミ駆除を自力で対応するのが難しいケース

ネズミ駆除は、前述のとおり専門のグッズを使用すれば自力でも対処できる場合があります。ただし、すべてのケースが該当するわけではありません。

ネズミ駆除を専門の業者に任せたほうが良いケースとして、次の3つがあげられます。

ネズミの侵入口が多い場合

築年数の経った住宅など、小さな穴や隙間が多い建物は自力でのネズミ駆除が困難です。侵入経路が多く、いくら駆除グッズを使っても抜け道が生じてしまいます。

侵入経路が多いと、駆除グッズにかける費用もかさみがちです。そのため、たくさん駆除グッズを購入するより、専門業者に任せたほうがコストを抑えられる可能性があります。専門家の目で見てもらえば、素人では見逃しやすい侵入経路やネズミの痕跡を見つけられる点もメリットです。

多くのネズミが棲み着いている場合

ネズミの数が多いときも、駆除グッズでは対処が追い付きにくくなります。

ネズミを自宅内で見かけた場合、考えられるのは「餌を探して偶然侵入してきたケース」と「すでに棲み着いているケース」の2通りです。すでに棲み着いている場合、繁殖が進んで見かけた1匹のほかにも複数のネズミが潜んでいる可能性があります。

ネズミの繁殖スピードは非常に速く、自力での駆除では対処しきれません。歯止めが効かないほど繁殖している場合は、プロに依頼しましょう。専門業者なら、棲み着いているネズミの数や状況の調査も含めて対処してくれます。

駆除グッズに耐性がある場合

前述のとおり、ネズミ駆除に使用できるグッズは多くの種類があります。しかしネズミの中には駆除グッズに耐性がある個体もいるため、必ずしも使用している忌避剤などが効くとは限りません。

近年、毒餌への耐性が格段に増したスーパーラットが多くの地域で問題になっています。「駆除グッズを使ったからもう大丈夫」とは考えず、こまめにネズミの被害が継続していないか、新たな個体が侵入している形跡がないか確認しましょう。

被害が継続している場合は、早めに専門業者への相談を検討してください。

ネズミ駆除するなら専門業者への依頼がおすすめ!

市販のネズミ駆除グッズで十分な対策ができないときは、プロに依頼することをおすすめします。自力でのネズミ駆除はコストを抑えやすい一方で、時間がかかったり十分な効果が発揮できなかったりするため、徹底的に駆除したい方は業者への依頼が最適です。

専門業者は害獣駆除の知識や経験が豊富なため、状況に合わせて的確な対処を提案し、再発防止も行います。

ネズミ駆除で専門業者をお探しの方は、「がいじゅうZERO」にお任せください。がいじゅうZEROはご相談から調査見積もり、駆除作業まですべて自社でワンストップ対応のため、無駄な中間マージンがかかりません。

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ネズミ被害を無くしたい方は、ぜひ「がいじゅうZERO」までお問い合わせください。

まとめ

ネズミ駆除は、自力でできる手軽なものもあります。しかし素人が行うと、ネズミの侵入経路を見逃したり生息している数を見誤ったりと、効果的な駆除ができない可能性もあるため、注意が必要です。

また、死骸による菌の繁殖やにおいなど、新たなリスクも生じます。もっとも効果的なネズミ駆除は、やはり専門業者に依頼することです。

専門家なら駆除に加えて効果的な予防方法もアドバイスできるので、まずは一度「がいじゅうZERO」に相談してみてください。