天井のシミの原因はネズミかも? 原因5選と効果的な対処法を解説

天井にシミができたとき、考えられる原因は雨漏りやカビだけではありません。天井裏にネズミを始めとする害獣が棲み着いている可能性もあります。 まずは天井のシミの原因を特定し最適な対処をすることで、建物の傷みやその他のさまざまな影響から住まいを守りましょう。 ここでは天井のシミについて、考えられる主な原因とともに、ネズミが関係していた場合の対処法を紹介します。


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天井のシミの原因5つ

天井にシミができたとき、原因としてあげられるのは、結露・雨漏り・水漏れ・資材の経年劣化・ネズミを始めとする害獣の糞尿の5つです。

それぞれに適切な対処方法が異なるため、まずはシミの状況を見て、原因を探ることから始めましょう。

天井のシミの原因5つについて、特徴や対処法を解説します。

結露

第1にあげられるのが、結露によるシミです。屋根裏に結露が生じた結果、シミが現れる可能性があります。

結露ができる理由は複数あります。建物の内外に大きな気温差がある場合、屋根裏の換気が不十分な場合、配管があり湿気がこもっている場合には結露が生じやすくなります。特に冬は外気との気温差が大きくなるため、結露によるシミが生じやすいと言えるでしょう。

原因を取り除かず放置しているとシミが広がり、カビの発生にもつながるため、早めの対処が大切です。

天井のシミを避けるためには、こまめな換気や除湿器の使用で、家全体の湿度対策を行います。すでにカビが生じている場合は、洗剤やカビ取り剤での清掃も必要です。

根本的に対策するには、リフォームも検討しましょう。通気口を作って屋根裏の温度・湿度を適切に保てるようにするほか、断熱材を入れる方法も効果的です。

建物の状況に合わせて適切な施工を選ぶために、通気口や断熱材などの取り付けは専門業者への相談がおすすめです。

雨漏り

第2の原因は、雨漏りです。雨の日にシミが広がったり、ポタポタと水がしたたる音が聞こえたりする場合、天井裏で雨漏りが発生している可能性があります。

雨漏りの原因は、多岐に渡ります。たとえば屋根や外壁の経年劣化、施工不良などがあげられます。特に素人が行うDIYの場合、隙間や穴に気付かず施工したり、壁や屋根・屋上に誤って穴をあけてしまったりすることがあるため、雨漏りが生じるリスクは高くなります。

天井のシミやカビが建物全体の劣化に発展する前に、早急な対処が必要です。専門業者に相談して、原因箇所の特定と適切な処置を依頼しましょう。

水漏れ

屋根や外壁に問題がなくても、天井から水がしたたることがあります。天井にできるシミの第3の原因が、上階で水漏れが生じているケースです。

上階でトイレや洗面台などを使用したときに階下の天井のシミが広がるのであれば、給水管や排水管が破損して水漏れしている可能性が考えられます。

意外なケースでは、エアコンの排出ホースに破損があったり、排水が逆流したりする場合です。

上階の水漏れが天井にシミを生じさせるトラブルは、築年数の経った古い家に多く見られます。

床下・天井に複雑に張り巡らせた給水管や排水管を調べる必要があるため、専門家でなくては原因特定が困難です。状況に応じて大規模な修繕が必要になるため、専門業者への相談が必要です。

資材の経年劣化

第4の原因が、建物に使用されている資材の経年劣化です。建材は直射日光や風雨などの影響を想定して丈夫に製造されていますが、性能は永久に続くものではありません。屋根や天井を覆っている資材や塗料、接続部に使用されている接着剤の劣化が、水漏れのようなシミを作ることもあります。

たとえばラミネート天井は、経年劣化によって接着剤が表面に浮かび上がり、直線状のシミを形成します。この場合は見た目の問題なので、DIYで補修できます。

しかし、資材の経年劣化は、異常が出た場所や素材ごとにさまざまな影響が考えられます。素人判断で簡単に補修した結果、被害が拡大して大規模な修繕が必要となる場合もあるため、慎重に原因を調べましょう。

本当に経年劣化なのか、深刻なトラブルが隠れているのか、気になる方は一度専門業者に原因を調べてもらうことも検討しましょう。

ネズミなどの害獣の糞尿

第5の原因が、ネズミを始めとする害獣の糞尿によるシミです。ネズミやタヌキ、ハクビシンなど、人家に棲み着く害獣は多く挙げられます。天井から走り回るような音が聞こえたり、異臭がしたりする場合、害獣が棲み着いている可能性があります。

屋根や外壁の隙間、エアコンのホースなど、害獣の侵入経路はさまざまです。また、思わぬ場所に巣を作っている場合もあります。

ネズミやタヌキなどの害獣がいると推測されるときは、早急に駆除業者へ連絡しましょう。害獣の追い出しや駆除に加えて、新たな個体が侵入しないように再発防止策も必要です。専門業者なら、糞尿の処理も任せられます。

ネズミの糞尿による天井のシミを放置するリスク

ネズミが人家に棲み着いた場合、考えられるトラブルは糞尿による天井のシミだけではありません。「食品はかじられていないから大丈夫」と放置すると、より深刻なトラブルに発展するケースがあるのです。

天井にできたシミの原因がネズミの糞尿にある場合、懸念されるリスクは次の3つです。

健康被害を引き起こす可能性がある

ネズミが棲み着いたときの最大の問題は、さまざまな健康被害を引き起こす原因となりうる点です。ネズミの体や糞尿には、感染症や食中毒の原因菌やウイルス・寄生虫が含まれており、家の中を歩くだけでこれらの脅威をまき散らしています。

糞尿が天井にシミを作れば、階下に病原菌が広がるうえ、ノミやダニの温床にもなります。糞尿で濡れた部分にはカビも生えやすくなり、健康被害のリスクをさらに高めるため、早急な対処が必要です。

快適な生活が送れなくなる

健康被害に至らない場合でも、ネズミが棲み着くことによる日々の生活への影響は避けられません。騒音や糞尿による悪臭は、特に悩ましい問題でしょう。

ネズミをはじめ、多くの害獣が夜行性です。夜寝るときに限って騒音を出すため、昼間静まり返っていても油断できません。

家屋に大きなダメージを与えるおそれがある

天井にシミが生じているということは、建材が糞尿で常に濡れている状態ともいえます。長期的に雑菌が繁殖しやすい状況にさらされていると、丈夫な建材を使用していたとしても影響は避けられません。糞尿が原因で天井が腐り、落下する危険性もあります。

ネズミによる建材への被害は、糞尿以外にも多くあげられます。たとえば断熱材や柱などの建材や電気配線の破損は、大きな修繕を必要とする深刻な被害です。電気配線をかじられた結果、最悪の場合は火災が発生するケースもあるのです。

天井のネズミを駆除してシミを予防するには

天井にネズミの糞尿らしきシミを見つけたら、早めに対処しましょう。

もっとも簡単なのは、天井を棒で叩いたり、忌避剤を使用したりして追い出す方法です。忌避剤は設置型やスプレー型がホームセンターや薬局などで販売されており、誰でも手軽に利用できます。ただし効果が一時的なため、定期的な使用が必要です。

なかには忌避剤や人の出す音に慣れており、なかなか出て行かないネズミもいます。追い出しに効果がない場合は、粘着シートを始めとする駆除グッズで捕獲する方法を試しましょう。

駆除グッズを使用するときの注意点は、捕獲後は自力で処理する必要があることです。抵抗がある方は自力で対処しようとせず、最初から専門業者へ依頼する方法がおすすめです。

また、侵入経路が明確な場合は、穴を修繕したり、金網で塞いだりするなどの方法で、新たなネズミが侵入しないように対策しましょう。

ネズミを徹底駆除して天井のシミを防ぐなら「がいじゅうZERO」がおすすめ

ネズミは繁殖能力が高く、数匹でも棲み着けばやがて大所帯となります。小さな隙間から侵入することも多く、徹底駆除は素人には困難です。

効果的にネズミ対策するには、専門業者への依頼がおすすめです。棲み着いているネズミの捕獲や駆除に加えて、糞尿の掃除も行ってくれるため、衛生面でも安心感があります。専門的な再発防止策を徹底し、追い出したネズミが再び棲み着くリスクも軽減できます。

ネズミの徹底駆除は、「がいじゅうZERO」にお任せください。アライグマやイタチなど、ネズミ以外の害獣にも対応しているため、「種類はわからないけれど、害獣の痕跡があるから点検してほしい」という方もお気軽にご相談いただけます。

糞尿による汚損箇所は、清掃に加えて消毒や修繕も対応可能です。プロの目で徹底的に事前調査するので、侵入口が見当たらない場合もまずは一度ご相談ください。

まとめ

天井にシミが生じたとき、原因は結露や雨漏りなどの建物の異常のほか、ネズミを始めとする害獣が棲み着いている可能性が考えられます。ネズミが棲み着くと、食品や建材を食い散らかすのみならず、糞尿による悪臭や病原菌のまん延といった健康的被害も懸念されます。
深刻な問題に繋がる前に原因を特定し、適切な対処を行いましょう。